エコモット、道路インフラ向け「STZ-DR20J」ファームウェアが 『JC-STAR』★1適合ラベルを取得 ~公共利用のセキュリティ信頼性を高め、国交省との実証を加速~ - DreamNews|RBB TODAY
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エコモット、道路インフラ向け「STZ-DR20J」ファームウェアが 『JC-STAR』★1適合ラベルを取得 ~公共利用のセキュリティ信頼性を高め、国交省との実証を加速~

エコモット株式会社(本社:札幌市中央区、代表取締役:入澤拓也、以下「エコモット」)は、株式会社JVCケンウッド(本社:神奈川県横浜市)製通信型ドライブレコーダー「STZ-DR20J」に搭載する当社開発のファームウェアに対して、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が運用する「セキュリティ要件適合評価及びラベリング制度(以下、JC-STAR)」の★1適合ラベルを2025年10月29日に取得したことをお知らせいたします。

適合ラベル取得製品情報ページ:
https://jc-star.ipa.go.jp/conformance/CNF_0199271b-ae89-715c-a9f7-a04ecce4fd11.html



セキュリティラベリング制度(JC-STAR)★1適合ラベル

■JC-STAR適合ラベル取得の背景と対象技術
今回、適合ラベルを取得したのは、当社の道路インフラ向けAIモニタリングシステムの中核を担う、STZ-DR20J用のファームウェアです。このファームウェアは、通信型ドライブレコーダーのエッジAI処理を活用し、道路のひび割れ状況などの異常を自動で抽出・解析し、その結果をクラウド上で管理・可視化する仕組みを実現しています。

【対象技術の主な開発・採用実績】
札幌市補助事業: 札幌市が実施した補助事業(令和6年度デジタル・イノベーション創出補助金「IoT・AIを活用した社会インフラの自動モニタリング・診断・最適化ソリューション開発事業」)の採択を受け、2025年1月31日に開発された技術です。この技術は、道路管理者のメンテナンス業務の抜本的な効率化と、予防保全型インフラ管理の実現を目的としています。

国土交通省との連携・実証: 国土交通省中部地方整備局が公募した現場ニーズ「道路異常箇所の自動抽出・事故損傷箇所を判別する技術」に対する技術提案として、2025年3月7日に選定され、現在、同整備局と現場試行を通じて連携し、処理精度の改善に取り組んでいます。





■JC-STARについて
JC-STARは、IPAが運用するIoT製品向けのセキュリティ評価・ラベリング制度です。IoT製品のセキュリティ要件への適合性を客観的に評価し、ラベル表示によって可視化することで、利用者が安心して製品を選べる環境づくりを目指しています。

■公共インフラ向けシステムとしての信頼性強化
公共インフラの維持管理用途において、システムのセキュリティと信頼性は極めて重要です。今回、本ファームウェアがJC-STARの★1適合ラベルを取得したことにより、公共事業や自治体への導入に際して求められる基本的なセキュリティ要件を満たしていることが公的に確認されました。これにより、社会インフラ分野での技術活用に向けた信頼性が高まり、今後の実証や展開に向けた足がかりが整いました。

■今後の展望
今後、エコモットは、国土交通省中部地方整備局との現場試行を最大限に活用し、技術的な課題や改善点を洗い出し、改良を重ねてまいります。これにより、公共工事における新技術として評価される新技術情報提供システム「NETIS」への登録を目指し、全国展開を加速させます。
また、将来的には、社会問題となっている道路の陥没事故に対し、ドライブレコーダーの画像からひび割れや沈下の兆候を検出し、早期修繕につなげることで事故の未然防止につなげる技術の確立を目指します。このAI・IoT技術により、老朽化が進むインフラの維持管理コストを削減し、持続可能で災害に強いまちづくりに貢献してまいります。


配信元企業:エコモット株式会社
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