12月4日(木) 東京大学にて開催 ― Google社著名エンジニアを招き『Caliptra』日本初講演:クラウド時代、独立国家の信頼を守るシリコンの盾 ― 米国政府が推進するデジタル信頼基盤技術 - DreamNews|RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

12月4日(木) 東京大学にて開催 ― Google社著名エンジニアを招き『Caliptra』日本初講演:クラウド時代、独立国家の信頼を守るシリコンの盾 ― 米国政府が推進するデジタル信頼基盤技術


当実行委員会は、2025年8月19日に「RISC-V誕生15周年記念マグカップ制作・進呈」のお知らせを発表いたしました。
2025年09月04日に、RISC-V誕生15周年記念マグカップ デザインを公開しました。2025年10月24日に、協賛企業の支援により「無料登録制」へ移行をお知らせしました。引き続き米国Google社による講演をお知らせするものであります。


【概要】

When(いつ):2025年12月4日(木)
Where(どこで):東京大学 伊藤謝恩ホール
Who(誰が):RISC-V Day Tokyo 2025 Autumn 実行委員会(主催:一般社団法人RISC-V協会)
What(何を):米国国防総省支援のもと開発されたRoot of Trust「Caliptra」の日本初の本格解説講演
How(どのように):参加登録サイト:https://riscv-day-2025-autumn.peatix.com/view



【背景】

クラウドやAIデータセンターの奥深くで、私たちのデータやAIが動く「信頼の土台」を支えている技術がある。
その名は Caliptra(カリプトラ)。
Google、Microsoft、AMD、NVIDIA、AWS といった世界のテクノロジー企業が協力し、
米国国防総省の支援のもと開発された、**見えない場所でクラウドの安全を守る“シリコンの盾”**だ。

このCaliptra技術について、日本の技術者や有識者が直接学び、その機微を理解する機会として、
RISC-V Day Tokyo 2025 Autumn が開催される。
今回の特別講演では、Google社からCaliptraプロジェクトの中心的貢献者を招聘し、
この静かに進行する世界的プロジェクトの本質を、日本で初めて詳しく解説する。


【無償化の意図】

今回、RISC-V Day は 初めて無償参加形式を導入した。
その目的は、「社費参加型の技術トレードショー」という従来の枠を超え、
立場や所属を問わず、理解ある知識人が自由に参加できる場を作ることにある。
Caliptra や Root of Trust は技術的テーマであると同時に、
国家戦略・倫理・社会システムに直結する「時代の問い」でもある。
そのため、技術者に限らず次のような層の参加を歓迎する。


【想定する参加層】

(1) 国家戦略・安全保障分野の知識人
政策シンクタンク研究員、経済安保・技術主権政策担当者、防衛・情報安全保障の専門家など。

(2) 情報・哲学・倫理・社会論の研究者
科学技術社会論(STS)、AI倫理、情報公開と安全保障のバランスを研究する思想家、デザイン思考研究者など。

(3) 半導体・クラウド・AI技術者
国内外企業のエンジニア、クラウド/半導体設計/AIインフラ分野の実務者、オープンソース研究者。

(4) 経営・社会イノベーション層
CTO/CISO/政策系リーダー、産業界・報道界で「信頼性」を事業基盤とする経営者や論者。

(5) 次世代リーダー・若手研究者
大学院生、DX推進機構・NEDO・IPA等の若手技術官、国際技術外交を志す研究者。


【背景と意義】

日本が主権国家として、国際社会の中で信頼と同盟の均衡を保ちながら存在感を確立していくためには、
暗号やセキュリティなどの基盤技術への深い理解と、
自国としての「デジタル信頼体系(トラスト)」をどう構築するかという戦略的視座が欠かせない。

Caliptra はその基盤の中心に位置する技術であり、
日本がグローバルな信頼インフラの中で主体的な役割を果たすための方向性を示す、
『2030年代という時代を象徴する“テクノロジーと信頼の哲学』である。


【開催要項】

名称:RISC-V Day Tokyo 2025 Autumn
日時:2025年12月4日(木)
会場:東京大学 伊藤謝恩ホール(本郷キャンパス)
主催:一般社団法人 RISC-V協会

参加費:無料(事前登録制)
参加登録サイト:https://riscv-day-2025-autumn.peatix.com/view
和文情報公開サイト:https://riscv.or.jp/risc-v-day-tokyo-2025-autumn-public/
英文情報公開サイト:https://riscv.or.jp/en/risc-v-day-tokyo-2025-autumn-public-2/

特典:来場者全員に『Google半導体とRISC-Vと世界の電子地政学』(市価2000円)を無償配布
Amazon書籍紹介:https://www.amazon.co.jp/dp/491101900X
抽選で参加者30名に『RISC-V誕生15周年保温マグカップ』(市価1500円)を贈呈

RISC-V Dayは、日本最大のRISC-V技術カンファレンスとして、
年に2回、450名の技術者・研究者が参加する専門会議です。
今回はその枠を超え、テクノロジーを社会・国家・倫理の視点から捉え直す、
「デジタル信頼時代の新しい知の対話の場」として開催します。


【添付写真の説明】

(1) 講演者
アンドレス・ラガル=カビーヤ(Andrés Ragar-Cabilla)
Google LLC 特別主席エンジニア(Principal Engineer)/米国カリフォルニア州マウンテンビュー在籍。
Caliptra開発の中心メンバーとしてRoot of Trustアーキテクチャ設計を主導。

(2) Caliptraのロゴ
ギリシャ語「Calyptra(覆うもの・仮面)」を語源に持つ、“見えない信頼”を象徴するロゴデザイン。

(3) 東大伊藤謝恩ホールへのアクセス
東京都文京区本郷7丁目3-1 東京大学本郷キャンパス内。
東京メトロ南北線・丸ノ内線「東大前駅」または「本郷三丁目駅」より徒歩約5分。


【RISC-VとCaliptraの関係】

Caliptra は、RISC-V アーキテクチャをベースに設計されたオープンソースのRoot of Trust(RoT)であり、
ハードウェアセキュリティの中核を担う“信頼の最下層”を形成する。
RISC-V のオープンISAを採用することで、
国家・企業・学術機関が透明性の高い信頼アーキテクチャを自ら実装・検証できることが特徴である。

この思想は、RISC-Vが掲げてきた「誰もが自由にチップを設計し、信頼できるコンピューティング基盤を共有する」という理念と完全に重なる。
したがってCaliptraは、単なるセキュリティIPではなく、
オープン技術と国家的安全保障が交わる新しいテクノロジー領域の象徴といえる。


【RISC-V Day Tokyo 2026 Springとの関係】

2025年12月4日開催RISC-V Day Tokyo 2025 Autumnは、「RISC-Vとデジタル信頼基盤技術を正しく理解する」ための啓蒙・理念中心のイベントとして開催されます。
AI・クラウド・セキュリティといったテーマを社会的・思想的な視点から捉え、
一般参加者を含む幅広い層に、RISC-Vの“意味”と“方向性”を共有することを目的としています。

一方、2026年3月5日(木)開催予定の RISC-V Day Tokyo 2026 Springは、
より実践的な内容を扱う総合トレードショー+学術カンファレンスとして展開します。
製品展示・商材紹介・企業技術デモを中心に、ポスターセッションや研究発表などの学術的プログラムを併設。
「草の根の開発現場から国家政策まで」を貫く、産官学連携の実践イベントとなります。











配信元企業:一般社団法人 RISC-V協会
プレスリリース詳細へ
ドリームニューストップへ
page top