第3報となる今回は、「夫婦喧嘩をしない夫婦は本当に円満なのか?」をテーマに調査を実施。
“喧嘩がない“その裏側に、不満と沈黙が渦巻いている現実が浮かび上がりました。

■ 7割が「喧嘩する」と回答──前回より増加、円満の裏にストレスあり?

今回の調査で「夫婦喧嘩をする」と答えたのは70.33%(2,110人)。
第1・2報(65.13%)よりも約5ポイント増加し、家庭内でのストレスや緊張が高まっている様子が伺えます。
・子どもがいる家庭は、依然として喧嘩率が高い
・20代は「喧嘩しない」傾向が強く、若い世代ほど“対立を避ける夫婦像“も見え始めています。
■ 「喧嘩しない=円満」ではない──“沈黙“の夫婦、その7割は満足もしていない?

夫婦喧嘩を「しない」と答えた890人に、「夫婦関係は円満か?」と尋ねたところ…
・「とても円満」「まあまあ円満」:630人(70.78%)
・「円満ではない」「全く円満ではない」:98人(11.01%)
つまり、喧嘩がないにもかかわらず1割以上が「幸せではない」と感じているという結果に。
40代女性では「円満ではない」の割合が最も高く、50代になると円満と感じる人が増加。
「耐えている」40代、「諦めた」50代──そんな構造が見えてきます。
■ 喧嘩しない理由は「本音が言えない」──女性は“我慢の限界“を感じていた

夫婦喧嘩をしないかつ「円満ではない」と回答した260人に、その理由を聞いたところ…
・最多は「本音が言えない」
・「不満が溜まっていく」「話し合いができない」「問題解決できない」が続く
特に女性は、「不満が溜まっている」と答えた割合が男性の2倍以上(31.82%)。
「どうなるかわからない(45%)」「いつか爆発する(23.85%)」と、不安を抱えたまま生活を続けている現実が浮かびました。
■ “喧嘩しない夫婦“の本音は?我慢・諦め・気力なし
夫婦喧嘩をしない理由として寄せられた声には、2つのタイプが。
<建設的なタイプ(円満傾向)>
・「普段からコミュニケーションしている」
・「言いたいことは“お願い“の形で伝えている」
<危ういタイプ(潜在リスクあり)>
・「喧嘩をする気力がない」
・「話し合いを諦めている」
・「言っても無駄だから我慢する」
“喧嘩がない=平和“ではなく、“諦めや疲れ“による静かな分断“であるケースも多いことが明らかになりました。
■ まとめ:「喧嘩しない夫婦」の7割は幸せ。だが、残る3割は“沈黙の予兆”
今回の調査では、喧嘩しない夫婦の中にも“円満ではない“と感じる層が一定数存在することが判明。
特に女性において「不満が爆発する前の沈黙期間」にいる人が多く、夫婦関係の見えないひずみが浮き彫りになりました。
【 次回予告】「夫婦喧嘩の無視」は何日続く?──“黙る配偶者“の心理と破壊力を調査!
次回の第4報では、「夫婦喧嘩で相手を無視した経験」に注目。
“無視する理由“や”最長で何日続いたか“など、家庭内冷戦の実態に迫ります。
【調査概要】
調査期間:2025年2月18日
対象者:全国の20歳~59歳以下の既婚男女3000人(男性:1,380人・女性:1,620人)
年代内訳:20代124人/30代565人/40代1,072人/50代1,239人
調査方法:インターネット調査(Freeasy利用)
引用元データ:https://kikonclub.com/questionnaires/20

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