クリスマス直前。オンリーワン商品を送るなら携帯コマースから(後編) | RBB TODAY
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クリスマス直前。オンリーワン商品を送るなら携帯コマースから(後編)

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クリスマス直前。オンリーワン商品を送るなら携帯コマースから(後編)
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 そうなると、注文の過程をどうやって徹底的に省くかを考えればいい。たとえば、写真をPCに取り込んで送るという作業は、敷居が高い。今や携帯電話でパシャパシャ写真撮影ができ、携帯電話自体がブラウザになっている。それならば、PCのブラウザを使わずに、携帯電話で注文ができるとどうだろう。いままでの敷居をぐんと下げたものができあがるはずだ。

 コクヨのスナップステーション・モバイルがまさにそれにあてはまる。このサービスは、携帯コマースを使って自分ならではのマイ○○を作るサービスだ。これまで同社はスナップステーションという名前で、プリント写真をリアル店舗に持ち込むことで、オンリーワン商品が作れるサービスを提供していた。しかし、スナップステーション・モバイルは、携帯電話ですべてを完結させる仕組みになっている。

 スナップステーション・モバイルは、携帯電話で撮影した写真とオンデマンド印刷を組み合わせた、自分だけのメモリアルグッズが作れるサービスである。しかもそのグッズは、よくあるシール写真の類だけではなく、マイ付箋紙や顔写真入りのマイメモ帳だったり、顔写真入りのマイトランプであったりする。また、ミニ絵本とみまちがえてしまうようなマイアルバムも作れる。

 11月6日より開始となるこのサービスは、オンリーワングッズをもっと身近なものに近づける可能性がある。今や、携帯電話のカメラ機能は記録道具としてしっかりと認知されている。この手軽さをオンリーワングッズに持ち込められれば、どんどん撮影して気に入ったものだけをグッズにするという一連のサービスが携帯電話だけで完結する。捨てるにはもったいないお気に入りの写真は、グッズにして残しておけるわけだ。まさに、「メモリアルとしてのよろこび、コミュニケーションのよろこび、写真を身につけて使うというよろこび」(コクヨ、e-アルバムPMU リーダー 白石良男氏)という3つの切り口を持たせたサービスとなる。

コクヨ、e-アルバムPMU リーダー 白石良男氏
社会人から家庭利用まで幅広く対応するとコクヨの白石良男氏


 このサービス、落ち着いて考えてみると実に携帯電話とよくマッチしている。かつて、大ブームを引き起こしたシール写真は、決して解像度が高い高画質サービスではなかったが、コミュニケーション用途にはそれで十分だった。コミュニケーションとメモリアルグッズというとらえ方をすると、携帯電話で撮影した身近な写真が使え、そのまま携帯電話から注文ができるということは十分にポイントが高い。また、携帯電話からオーダできるようにするために、好きなデザインを選んで携帯電話で撮影した写真を選ぶなど、簡素化された手順を踏むだけで注文が完了する。こうした手順の簡素化も、オンリーワングッズ市場の拡大につながるだろう。

■携帯電話からPCへ。今後はプラットホーム展開へ

 スタートしたばかりのスナップステーションは、EZプレミアム回収代行を使っているため、au端末環境のみの対応となる。また、撮影した写真を管理するEZメモリポケットの機能も使っているため、auのオプションであるEZメモリポケットにも加入している必要がある。当初は利用者がかなり限定される形になるが、今後はほかの携帯電話にも対応していくほかに、PCベースでのスナップステーションサービスも視野に入っている。今後は、自宅のPCからオーダということもできそうだ。

 オンリーワングッズの制作が身近になると、あとはどんなものが作れるのかというアイテムにかかってくる。サービス開始直後の現時点では、メモ、パズル、ストラップ、トランプなど、18種類を用意し、デザインパターンも含めると全部で47品番となる。グッズの制作価格は、缶バッジの小サイズが200円からで、もっとも高いものがプチアルバムやトランプの1,800円となる。それぞれ配送料が別途かかるが、オンリーワングッズを作る価格としては妥当な価格といえる。また、トランプやパズルといった個性のあるアイテムもあるので、記念品としての意味合いも強い。特に、これからはクリスマスの季節なので、クリスマスプレゼントとして1つオンリーワングッズをオーダーしてみてはいかがだろうか。 ≪前編

携帯モバイルでマイグッズ。次のブームを作れるか
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《公家幸洋》
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