ウェザーニューズは3日、2026年の「第一回紅葉見頃予想」を発表した。今年は全国的に気温が高めとなる傾向で、紅葉の見頃は「平年より遅いかやや遅い」ところが多くなる予想だ。
すでに標高2,000メートルを超える室堂平(富山)では、山頂付近から色付きが始まっている。今秋は天気が周期的に変化し、晴れた日の朝晩には放射冷却によって色付きに必要な気温低下が見込まれる。一方、北日本では9月下旬以降、東日本・西日本では期間を通して平均気温が平年より高い傾向が続くとみられ、全国的に紅葉の見頃は遅くなる見通しだ。
夏の天候による葉への影響については、局地的な豪雨や渇水があったものの、広い範囲で状態は良好。同社が8月21日から25日にかけて全国2,641人を対象に実施した調査では、降水と日照の双方があった北日本や関東を中心に、葉の状態が良好との結果が出ている。
千葉県や北陸では豪雨となった日があり、東海や西日本では深刻な渇水となっているところもあるが、葉への影響は現時点では限定的という。今秋は色付きに必要な日差しや雨、朝晩の冷え込みも見込まれており、鮮やかな紅葉が期待できそうだ。
一方、9月上旬は全国的に、同月中旬は北日本・西日本で低気圧や前線、湿った空気による大雨に注意が必要。下旬には東日本・西日本の太平洋側に台風や熱帯低気圧が接近するおそれもあり、紅葉の見栄えや名所へのアクセスに影響が出る可能性がある。
地域別の紅葉見頃予想は以下の通り。

●北海道……9月中旬から11月上旬が見頃となる予想。9月の気温は平年並みかやや高く、10月は平年より高くなる傾向で、見頃は平年より遅いかやや遅いところが多くなりそうだ。葉の状態は昨年より良く、鮮やかな紅葉が期待されている。ただし、9月中旬にかけては低気圧や前線などによる荒天に注意が必要。

●東北……10月上旬から11月下旬が見頃となる予想。9月下旬以降は平均気温が高めとなるため、見頃は平年より遅いかやや遅いところが多い見込みだ。葉の状態は昨年より良く、今後も色付きに必要な日差しや雨が見込まれている。

●関東・甲信……関東は10月中旬から12月中旬、甲信は10月上旬から11月下旬が見頃となる予想。平均気温は平年より高い傾向が続き、見頃も平年より遅いかやや遅くなる見込みだ。千葉県内では8月中旬の豪雨で一部通行止めとなっている場所があるほか、9月下旬には台風や熱帯低気圧の接近にも注意が必要。

●北陸……9月中旬から11月下旬が見頃となる予想。標高2,000メートルを超える室堂平(富山)ではすでに色付きが始まっている。見頃は平年より遅いかやや遅いところが多くなる見込みで、北陸西部では8月下旬の豪雨によって一部通行止めとなっている場所もある。

●東海……10月下旬から12月中旬が見頃となる予想。平均気温が平年より高い傾向となるため、見頃も平年より遅いかやや遅いところが多くなりそうだ。葉の状態は昨年より良く、鮮やかな紅葉が期待される一方、9月下旬には台風や熱帯低気圧の接近に注意が必要となる。

●近畿……10月下旬から12月中旬が見頃となる予想。平均気温が平年より高い傾向となるため、見頃は平年より遅いかやや遅いところが多くなりそうだ。葉の状態は昨年より良く、鮮やかな色付きが期待されている。

●中国・四国……10月下旬から12月上旬が見頃となる予想。高温傾向が続くことから、見頃は平年より遅いかやや遅いところが多い見込みだ。葉の状態は昨年より良く、今後の日差しや雨によって鮮やかな紅葉が期待される。

●九州……11月上旬から12月中旬が見頃となる予想。平均気温が平年より高く、見頃は平年より遅いかやや遅いところが多くなりそうだ。一方、夏の降水量が少なく気温も高かったことから、葉の状態はあまり良くないとみられている。7月下旬に発生した熊本地震の影響で、一部通行止めとなっている場所もある。











