「軍と警察が護衛にあたる」
いよいよ本番モードだ。
北中米W杯開幕を2日後に控えた6月10日(日本時間)、大会初日にチェコとの初戦を戦う韓国代表が、現地入り後初めて非公開練習を実施した。
ベースキャンプのトレーニング施設があるメキシコ・グアダラハラ近郊サポパンの「チーバス・ベルデ・バジェ」へ向かう進入路には、現地警察官2人が配置されていた。厳重な警備体制が敷かれる中でも、正門付近にいた屋台の店主は「アンニョンハセヨ(こんにちは)」と韓国語であいさつし、手を振っていた。
この日、チーバス・ベルデ・バジェ周辺には武装した警察官約40人と兵士約20人が配置され、施設を取り囲んでいた。正門前には普段通りパトカー1台が停車し、13人の警察官が周囲を警戒。報道陣がカメラを向けても制止されることはなかったが、その動きを注意深く見守っていた。




一方、裏門付近はさらに緊張感に包まれていた。軍用車両や武装車両が10台以上も並び、約20人の兵士が配置されていた。一部が警戒任務にあたる中、兵士たちが突然車両に乗り込み、慌ただしく移動する場面もあった。
現場にいたFIFA関係者は、「試合当日、韓国代表がスタジアムへ移動する際には軍と警察が護衛にあたる。現在はその予行演習を行っている」と説明した。
警察官や兵士の多くは、警備任務中でありながらも報道陣に友好的な姿勢を見せた。取材中に声を掛けたり写真撮影をお願いしたりすると、笑顔で応じる者もいたほか、「コリア、ファイティング!」と親指を立てて激励する者も見られた。
練習そのものは非公開だったが、韓国代表選手たちの大きな掛け声は時折施設の外にも響いていた。





韓国代表関係者によると、選手たちは障害物を用いたステップやコーディネーショントレーニングでウォーミングアップ。その後、ロンドを行い、チェコ戦に向けた戦術練習とセットプレーの確認に重点を置いたという。



