「韓国ラブホテル連続殺人事件」について取り上げた時事番組が、犯行に使用された薬物情報を公開し、物議を醸している。
SBSの時事番組『それが知りたい』(原題)は、3月21日の放送でソウル江北(カンブク)一帯のラブホテルで起きた連続殺人事件を特集した。その際、容疑者が使用したとされる「薬物の組み合わせ」を公開し、波紋を広げている。
被疑者のキム・ソヨンは、昨年12月中旬から先月9日にかけて、20代の男性3名にベンゾジアゼピン系薬物を混ぜた飲料を飲ませ、意識を失わせたり死に至らしめたりした疑いで逮捕・起訴された。さらに、ほかの男性3名に対しても同様の犯行に及んでいたことが警察の調べで分かっている。

キム・ソヨンは、複数の薬剤を組み合わせて被害者に投与したと伝えられており、番組側は放送内で、彼女が使用したと推定される薬物の種類をそのまま公開した。
この情報はSNSやオンラインコミュニティを中心に拡散され、具体的な製薬会社や薬剤名、調合の組み合わせまでが明るみに出た。これに対し、一部からは「そのまま公開していいのか」「模倣犯が出るリスクが高い」「薬剤の具体的な写真や種類を公開する必要はなかった」といった指摘が相次いでいる。
批判が相次ぐなか、番組制作陣が24日に公式YouTubeチャンネルを通じて公開したダイジェスト映像でも、該当の薬物情報を伏せることなく公開した。動画のコメント欄には「薬の内容を具体的に教えすぎていて、模倣犯が出るのではないかと心配だ」といった懸念の声が寄せられている。
なお、当該事件は、わずか10日の間に近隣のラブホテルで20代男性の遺体が相次いで発見されるという異様な形で発覚。被疑者として、20歳の女性キム・ソヨンが逮捕・起訴された。彼女はあらかじめ準備した薬物を入れた酔い覚ましを飲ませ、4カ月の間で2人を死亡させ、4人を失神させた疑いが持たれている。
(記事提供=OSEN)



