過去に女性ファンとの“性的スキャンダル”疑惑が報じられたミュージカル俳優ハン・ジサンが、不起訴処分を受け疑惑は晴れたものの、世論の厳しい視線は今なお注がれている。
ハン・ジサンは、母校である成均館(ソンギュングァン)大学・演技芸術学科の教壇に立つ予定だったが、過去の女性トラブルに伴う学生たちの激しい反発により、最終的に任用が取り消された。
成均館大学 演技芸術学科の教授陣は先日、声明文を通じ「大学本部との協議および教授会議を経て、2026年度第1学期のボイス授業の講師に任用されていたハン・ジサンを交代することに決定した」と発表した。

当該授業は1年生の必修科目であり、既存の講師が他大学の専任教員に異動したため、急遽再任用手続きが進められたという。その過程で、同科の卒業生であるハン・ジサンが推薦され、これまでの作品活動や受賞歴、後輩教育に対する情熱などが高く評価。正式な手続きを経て講師に任用されていた。
教授陣は、任用審査の過程でハン・ジサンの過去の騒動について言及されたと説明。当時、強制わいせつの事実はなかったことが司法機関によって確認されている点や、世論の悪化により俳優自身が長期間にわたって被害を被った点なども考慮したと明かした。
しかし、任用の事実が広まると、SNSを中心に「過去に物議を醸した人物が教壇に立つべきではない」という批判が噴出し、2月5日には校内に関連の大学報も掲示された。
教授陣は、大学報が学科内での十分な議論なしに撤去される過程で、学生とのコミュニケーションが不足していた点を認めた。教授陣は「誰もが自由かつ安全に意見を述べられる文化を築けなかった教授陣の責任は大きい。学生の教育権を保障するため、講師を交代することにした」と説明している。
続けて「今後はより厳格な倫理基準とコミュニケーションのプロセスを設け、教育環境を改善していく」と付け加えた。
なお、ハン・ジサンは2005年にミュージカル『GREASE(グリース)』でデビューし、『ALTARBOYZ(アルターボーイズ)』『フランケンシュタイン』『ジーザス・クライスト=スーパースター』『レッドブック』など数々の名作で活躍。2020年に強制わいせつ疑惑に巻き込まれたが、当該事件については「不起訴処分」を受けている。
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