女性ランナーへの過度な身体接触で物議を醸したキム・ワンギ監督が、スポーツ公正委員会に付託された。
先立って、11月23日、仁川(インチョン)で開催された「2025仁川国際マラソン」国内女子部で、三陟(サムチョク)市庁陸上チーム所属のイ・スミンが2時間35分41秒という記録で優勝した。
当時、フィニッシュラインを通過するイ・スミンに対し、キム・ワンギ監督は不必要な身体接触を行い、波紋が広がった。キム監督がイ・スミンの体を強く抱きしめたのだ。
イ・スミンは痛みを訴え、強く振り払った。
これによって、キム監督の“性加害”疑惑が浮上した。議論が大きくなると、キム監督は「選手を保護する意図だった」と釈明した。
しかしイ・スミンは、「今回の状況を“性加害”と断定したり主張したりしたことはない。問題の本質は性的意図の有無ではなく、ゴール直後に予想もしなかった強い身体接触によって激しい痛みを感じたことだ」と反論した。

キム監督の過度な身体接触が、性加害でなかったとしても問題であるということだ。イ・スミンはスポーツ公正委員会に申告し、正式な調査を要請した。
三陟市体育会は、12月10日にスポーツ公正委員会を開催し、違反事項が発生した場合は厳正に措置すると明らかにした。
(記事提供=OSEN)



