離婚した男性タレント4人がMCを務めるトークバラエティ番組『靴を脱いでバツイチフォーメン』(原題)が、メンバーの半数が再婚した影響もあったのか、第213回を最後に番組を終了する。
2021年7月に初放送された『バツイチフォーメン』は、何かが欠けていて、どこかひねくれた“大韓民国を代表するバツイチ男性”タク・ジェフン、イ・サンミン、イム・ウォニ、キム・ジュノが集まり、他では見られない奇想天外なゲストの組み合わせと愉快なやり取りで地上波トークショーの定型を破り、注目を集めた。
他のトークバラエティ番組のような定型化されたセットではなく、ゲストが靴を脱いでMC4人の家に招かれトークをする形式は、『バツイチフォーメン』ならではのシグネチャーであり、何より4人の率直で飾らない姿は毎回幅広い年代のゲストの心を開かせ、大きな笑いを生んだ。
これに支えられ、『バツイチフォーメン』は毎回高い話題性を獲得し、分単位の最高視聴率も11%(ニールセンコリア首都圏世帯基準)を記録したことがある。

最近、イ・サンミンとキム・ジュノが再婚という幸せなニュースを伝えた『バツイチフォーメン』の終了について、制作陣は「これまで多くの愛を送ってくださった視聴者の皆さんに感謝する。最後の放送も『バツイチフォーメン』らしい締めくくりで、最後まで笑いをお届けする」と感謝の意を示した。
そもそも『バツイチフォーメン』は、離婚の痛みを経験した4人の男性が集まり、「どこか切ない人生物語」を愉快に描き出すコンセプトで始まった。しかし、メンバーの半数であるイ・サンミンとキム・ジュノが再婚したことで、「もう独身でもないのに出演し続けていいのか?」という疑問が提起され、番組本来のアイデンティティが揺らいだ。

これについて制作陣は、「お二人が新たな人生を始めることで、番組の物語がむしろ広がり、離婚の痛みで終わるのではなく、再び愛を見つけて人生の“第二幕”を準備する話にもなる」とし、“バツイチ番組”から“人生再挑戦バラエティ”へと色を変えていく意志を示したこともあったが、最終的に番組は終了する運びとなった。
『靴を脱いでバツイチフォーメン』の最終回は12月23日、韓国SBSで放送される予定だ。
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