韓国サッカーの象徴であるパク・チソンと日本を代表するレジェンド中田英寿が、韓国SBSの『ゴールを決める奴ら―レジェンド韓日戦』(原題)で放送史上初めて向かい合う。
明日(12月3日)22時20分に初放送される『レジェンド韓日戦』では、本格的な“レジェンド日韓戦”が繰り広げられる。試合開始とともに、代表戦さながらの緊張感が漂い、両チームは序盤から激しい勝負を展開したと伝えられる。
手に汗握る試合はもちろん、もう一つの観戦ポイントは、いうまでもなくパク・チソンと中田英寿の単独対談だ。アジアサッカー界を代表してきた2人が一堂に会するのは非常に異例であり、両者は全盛期の記憶から日韓戦特有の張りつめた緊張感まで、率直に語り合った。
「じゃんけんさえ負けられない」という“日韓戦のメンタリティ”をめぐり、パク・チソンは「今でも日本はライバルだと思っている」と述べ、ライバル戦に対する変わらぬ警戒心を示した。
一方、中田は「日韓戦には、足が折れても戦うという心構えで臨んだ」と振り返り、日韓戦の象徴性と重みを強調した。続いてパク・チソンは「当時、中田を専属でマンマークする選手をつけるほどだった」と述べ、その絶対的な存在感を改めて指摘した。

特に、サッカーと距離を置いて生きてきた中田英寿の引退後の生活と価値観が、放送を通じて初めて公開される予定であり、注目を集めている。29歳という若さでピッチを去った後の19年間、どのような人生を選んだのか、なぜサッカー界と線を引いてきたのか、その内情が今回の対談で明らかになる。
2人は今回の試合で解説委員として参加し、両チームの動きと戦略を鋭く分析して試合の没入度をさらに高める予定だ。
一方、『レジェンド韓日戦』の選手ラインナップも話題を集めた。韓国チームには、プレミアリーグ第1世代のイ・ヨンピョ、2002年ワールドカップ4強神話の主役ソル・ギヒョン、Kリーグ最多得点者イ・ドングッ、KリーグとJリーグで活躍したFWイ・グノ、欧州を経験した守備的MFパク・チュホ、2012年オリンピック日韓戦で決定的ゴールを決めたク・ジャチョル、Kリーグ605試合出場のGKキム・ヨングァンが合流する。
これに対抗する日本チームは、ACミラン「10番」出身の本田圭佑、五輪代表元主将の前園真聖、日本初のワールドカップ本選進出を率いた城彰二、元日本代表センターバックの中澤佑二、Jリーグ通算最多得点者である佐藤寿人、天才MF柿谷曜一朗、Jリーグ最多出場GK南雄太が出場し、レジェンドラインナップを完成させた。
引退後にピッチを離れていた14人のレジェンドが、「日韓戦」という名の下で再び代表ユニフォームに袖を通し走る熱い挑戦記は、12月3日22時20分放送のSBS『ゴールを決める奴ら―レジェンド韓日戦』で確認できる。
(記事提供=OSEN)



