8年在籍したピッツバーグ・パイレーツから放出された韓国人野手ペ・ジファン(26)が、“母国行き”ではなく“アメリカ残留”を選んだ。現地メディアは「攻撃的な面で十分に巻き返しの余地がある」と評価した。
『MLB.com』は11月7日(日本時間)、「ペ・ジファンがニューヨーク・メッツと契約を結んだ」と報じた。ペ・ジファンは今月5日、ピッツバーグ地域メディアがパイレーツから放出されたことが報じられていた。
同メディアは併せて、「ペ・ジファンがメッツの40人ロースターに入る可能性は高い。高額年俸の選手ではない点もプラスに働く」と伝えた。
ペ・ジファンは2018年3月にパイレーツと125万ドル(日本円=約1億9204万円)で契約。今季まで8シーズン在籍し、MLB通算163試合出場で打率0.223、2本塁打、33打点、74得点、OPS(出塁率+長打率)0.586を記録した。
2023年シーズンは111試合出場で打率0.231、32打点とポテンシャルの高さを示したが、昨季に打率0.189と低迷し、今季はわずか13試合の出場で打率0.050にとどまった。
今回契約したメッツとは今年5月14日の試合で対戦しているが、当時はメッツ先発の千賀滉大と2打席対峙して無安打。特に2打席目は千賀の代名詞である“お化けフォーク”に翻弄され、三球三振の屈辱を味わった。

そんなペ・ジファンについて、『MLB.com』は「攻撃面で巻き返しの余地が十分にある。内野守備も可能で、守備面でも万能さがある」と評価している。



