登録者149万人を抱える韓国ユーチューバー「おかしなお菓子屋さん(weird sweets shop)」が、ソウルの広蔵(クァンジャン)市場の実情を公開した。
衛生面の問題から不親切な接客、いわゆる“ぼったくり”まで指摘し、「もう二度と行きたくない」と語った動画が大きな反響を呼んでいる。
11月4日に公開されたショート動画「こんなのなら広蔵市場にはもう行かないと思います」で、彼女は「初めて広蔵市場に行ってみたが、もう行かなくても良いと感じた」と明かした。訪れた屋台5軒のうち4軒が不親切だったといい、対応の悪さが目立ったと話している。

中でもカルグクス(麺料理)の店では、料理の再利用を疑う場面を目撃したという。「自分の直後に入った客のカルグクスに、すでに海苔と具材が乗った麺を、そのまま再び茹でていた」と証言し、衛生意識の欠如に驚いたと語った。
また別の軽食店では、メニューに「大盛りスンデ(韓国式ソーセージ)8000ウォン(約800円)」と表示されていたにもかかわらず、店員が突然「肉を混ぜたから1万ウォン(約1000円)」と値段をつり上げたと主張。「肉を混ぜて欲しいとは頼んでいないが、雰囲気的に言い返せなかった」と苦い思いを明かした。
さらに、外国人観光客への対応にも不快感を示した。「大声を出す状況でもないのに、何度も外国人客に向かって怒鳴る店員を見た」とし、「BTSやドラマ、映画を通じて韓国に好印象を持って訪れた観光客にとって残念な光景だ」と述べている。
店内にカード決済端末が見えているにもかかわらず、「カードは使えない、現金のみ」と強要された場面もあったといい、「外国人や観光客が多く訪れる場所だからこそ、こうした対応は本当に恥ずかしい」と改善を求めた。
この動画は公開から18時間で再生回数200万回を突破した。視聴者からは「市場のイメージのためにも、この指摘は必要」「外国人にとって国の印象が悪くなる」「広蔵市場のぼったくりは本当に改善すべき問題」といった共感の声が相次いでいる。

広蔵市場は昨年も「15000ウォン(約1500円)のモドゥムジョン(チヂミ盛り合わせ)をめぐる“ぼったくり騒動”」で批判を受けた。当時、商人会は「量の明示」や「カード決済対応」を約束していたが、今回の動画により、依然として改善が浸透していない実態が改めて浮き彫りになった。
(記事提供=OSEN)
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