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「TWICEの後輩」「実力派」と呼ばれるも評価が思わしくなかったNMIXX “初のチャート1位”がもたらす意味

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「TWICEの後輩」「実力派」と呼ばれるも評価が思わしくなかったNMIXX “初のチャート1位”がもたらす意味
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ついに高くそびえ立った。

できないことのない“六角形ガールズグループ”という修飾語に比べ、評価が思わしくなかったNMIXX(エンミックス)が、1stフルアルバムのタイトル曲『Blue Valentine』でトップを飾った。

複雑で難解だという評価の中で「ミックスポップ」という独自ジャンルを開拓してきたNMIXXは、デビュー後最高の成果を収め、大衆性までつかんだ。「最も熱いブルー」を手にしたNMIXXは、いよいよ念願の「ミックストピア(理想郷)」に到達したように見える。

これまでとは違う“変化”

変化を与えた。以前の曲『O.O』や『DICE』には極端な衝突があった。まるで電動ノコギリとクラシックピアノを突然合わせたような方式であった。

NMIXX
(写真提供=JYPエンターテインメント)NMIXX

『Blue Valentine』は大胆な「ミックス」方式を柔らかく変奏した。叙情的なR&Bポップバラードを中心に据え、そこに躍動的なリズム感とドラマチックな雰囲気を加えた。複雑で予測不可能なサビの代わりに、胸が熱くなる正統派ポップメロディーを前面に押し出したおかげで、曲全体に感性的な一貫性が感じられる。

NMIXXの強力な武器も鍛え上げられた。デビュー当時から認められた圧倒的な歌唱力とハーモニーが『Blue Valentine』で完璧に輝いた。特にサビでメンバー6人が放つ爆発的な高音と調和のとれた和音は、清涼感を超えてカタルシスを与える。「実力派ボーカルグループ」という修飾語にふさわしい歌唱である。

歌と完全に一致する季節感も成功要因といえるだろう。この曲は愛する人との葛藤を通じて両義的な感情が盛り込まれている。「いつそうだったのかというようにまた互いを求め、深く刻まれた傷の上に冷たい唇が」という歌詞がそのイメージを代弁する。

そこに秋が持つ切ない雰囲気を重ねた。いわゆる「秋のキャロル」という修飾語にぴったりと当てはまる。複雑な世界観がなくとも普遍的な情緒で大衆に近づくことに成功した。「放浪の末に見つけた安息所」のように感じられる明確なメッセージが、熱い支持を得た秘訣として挙げられる。

NMIXX
(写真提供=JYPエンターテインメント)NMIXX

キャリアハイだ。韓国最大級の音楽プラットフォームMelonの「Top100チャート」で堂々と1位を獲得した。デビュー以来、同チャートで初の1位という点で意味が格別だ。

Melon日間チャート85位でエントリーしたこの曲は、勢いのある順位の上昇を重ねた。MelonだけでなくBugsなど主要チャートでも上位圏にある。音盤集計サイトHanteoチャートの週間アルバムチャートまで制し、「音源・音盤」でのヒットを証明した。

飛躍はここで止まらない。NMIXXは11月、仁川インスパイア・アリーナで初のワールドツアー「EPISODE 1: ZERO FRONTIER」の幕を開ける。デビューから約3年9カ月にして、グループ名を掲げた単独コンサートであり、今後展開される大規模ツアーの序幕だ。

NMIXX
(写真提供=OSEN)NMIXX

NMIXXが訴えてきた「ミックストピア」は、すなわち大衆から認められることだった。難解な「ミックスポップ」という未知の航海の中で惜しい成績という「放浪」を経験した。グループの成功と失敗の岐路に立った瞬間、『Blue Valentine』で普遍的な感動を与え、ついに大衆の心という「ミックストピアの扉」を開け放った。

チャート1位は単純な成果を超え、NMIXXの物語の完成を告げた。

◇NMIXX プロフィール

2022年2月22日にTWICEやStray Kidsなどが所属するJYPエンターテインメントからデビューした韓国の6人組ガールズグループ。グループ名の「NMIXX」は、「now」「new」「next」や未知数「n」を意味する文字「N」と、「組み合わせ」や「多様性」を象徴する「MIX」を組み合わせてつけられた。もともとは7人組であったが、メンバーのジニがデビューから10カ月でグループを脱退し、6人体制となった。清純なビジュアルからは想像できないパワフルなステージパフォーマンスが特徴で、実力派グループとして高く評価されている。

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《スポーツソウル日本版》
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