過去に日本で“暴言騒動”も起こした韓国の元プロ野球選手が、ユーチューブでのライブ配信中に突然この世を去った。
10月17日、韓国の元プロ野球選手チョ・ヨンフンさんが突然この世を去った。37歳だった。
京畿道富川市(キョンギド・プチョンシ)の富川遠美(プチョン・ウォンミ)警察署によると、同日18時24分頃、富川市遠美区のとあるマンション屋上からチョ・ヨンフンさんが転落したという通報が同警察署に寄せられた。
通報を受けて消防当局が現場に駆け付けたが、チョ・ヨンフンさんはすでに亡くなった状態だった。消防当局は遺体を警察に引き渡している。
チョ・ヨンフンさんは1987年10月29日生まれ。2006~2014年までプロ野球選手として活動し、ポジションは投手だった。現役時代には韓国代表に選出されたこともある。

引退後は保険会社や半導体工場、ホストバーなどを転々とするもすべて辞め、インターネット上で配信活動を行っていた。個人YouTubeチャンネル「チョ・ヨンフンのように」の登録者数は約2万7000人。2022年6月に結婚し、同年10月に第一子となる娘が誕生した。
2023年11月には、日本旅行中の過激行動が物議を醸した。当時、チョ・ヨンフンさんはYouTubeチャンネルに「独島は私の土地」と題した動画を投稿。動画では、チョ・ヨンフンさんが日本の繁華街で泥酔状態になり、通行人に向かって「何見てるんだ、××」「××、こっちにこい」など暴言を吐く様子が映し出されたほか、上半身の服を脱いだり、自らを元暴力団員と主張したり、カメラに「独島は私の土地だ、××!」と大声で叫んだりするなど、数々の迷惑行為を繰り広げた。
この行為で多くの批判を集めると、チョ・ヨンフンさんは後日ユーチューブの生放送で謝罪。「日本旅行中、飲酒状態で何も考えずに自分を知らせようとした行動で物議を醸し、本当に申し訳ない。私を愛してくれたファンの皆さんを失望させたことをお詫び申し上げる。良い夫、良い父親になれるよう最善を尽くす」と伝え、禁酒も宣言していた。

そんなチョ・ヨンフンさんはこの世を去った同日、富川市遠美区のとあるマンション屋上でライブ配信を実施。配信中に異常行動を行い、これを見た視聴者が通報したことで、消防当局が現場に出動する事態となっていた。
【相談窓口】
一般社団法人日本いのちの電話連盟(電話、メール相談可能)
TEL:0570-783-556=ナビダイヤル 午前10時から午後10時まで
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