8月末に第二子を出産したばかりの女優イ・ハニが設立した個人事務所が、大衆文化芸術企画業の未登録状態で運営されていた事実が明らかになった。
イ・ハニの所属事務所ホープ・プロジェクトの関係者は9月22日、韓国紙『スポーツソウル』に「ホープ・プロジェクトは大衆文化芸術企画業の登録義務について十分に認識しておらず、登録手続きを進められなかった」と釈明した。

さらに「最近その事実を確認し、専門家に助言を受け、規定に従って手続きを進めており、速やかに指導期間内に登録を完了する予定だ」と付け加えた。
イ・ハニは2015年に株式会社ハニを設立。その後、2018年に株式会社イレユンを経て、2022年に株式会社ホープ・プロジェクトへと社名を変更した。
しかし今年8月、韓国コンテンツ振興院が公示した大衆文化芸術企画業登録企業の現況に、ホープ・プロジェクトが登録されていないことが判明し、議論を呼んだ。これにより、イ・ハニが未登録状態で約10年間、個人事務所を運営してきたことが明らかになった。
現行の「大衆文化芸術産業発展法」では、芸能人を管理・マネジメントする法人や一定規模以上の個人事業者は登録が義務付けられている。違反した場合、2年以下の懲役または2000万ウォン(約200万円)以下の罰金刑に処される可能性がある。
韓国では近頃、この未登録問題が相次いでおり、イ・ハニのほか歌手ソン・シギョンや、元アイドルで現在はミュージカル女優のオク・ジュヒョンなども同様に未登録が確認された。
◇イ・ハニ プロフィール
1983年3月2日生まれ。2006年のミス・コリア優勝者。2009年に放送された『パートナー』(KBS)で女優デビューし、その後も多彩なドラマ作品を通じて存在感を見せてきた。特に2017年に放送された時代劇ドラマ『逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-』では、主人公の運命の恋の相手チャン・ノクスを熱演。2021年のドラマ『One the Woman』(原題)では1人2役に挑戦し、ドラマを大ヒットへと導いた。2021年12月に一般男性と結婚。2022年6月に長女を出産した。