ILLITが、日本での初単独公演で約4万人の観客を動員し、格別な存在感を示した。
ILLITは9月3・4日の2日間、大阪城ホールで開催されたファンコンサート「2025 ILLIT GLITTER DAY IN JAPAN」(以下、「GLITTER DAY」)を盛況のうちに終えた。
この公演は、8月10・11日に神奈川・ぴあアリーナMMでも行われており、所属事務所BELIFT LABによると、全4公演の一般指定席チケットが早々に完売。さらに視界制限席やスタンディング席まで追加オープンされるなど、ILLITの高い日本人気とチケットパワーを実感させた。

特に大阪公演は、9月1日に日本1stシングル『時よ止まれ』をリリースした直後に行われたため、ファンの熱気は一層高まった。これに応えるようにILLITは、約150分間にわたって多彩なステージを披露し、観客を魅了した。
新シングル収録曲はもちろん、『Magnetic』『Lucky Girl Syndrome』『Tick-Tack』『Billyeoon Goyangi(Do the Dance)』『jellyous』など代表曲を次々と熱唱し、歓声と大合唱を巻き起こした。また、メンバーそれぞれの個性が際立つJ-POPカバーや、ダンスチャレンジ企画なども披露し、幅広いパフォーマンス力を見せつけた。
ハイライトは何といっても日本デビュー曲『時よ止まれ』のステージだった。ILLITは軽快なディスコポップの魅力を生かした爽やかで愛らしいパフォーマンスで視線を奪った。さらに、この曲の作詞に参加した日本の人気ミュージシャン・紫 今(Mulasaki Ima)がサプライズ登場し、共演ステージを披露すると、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。ILLITはファンの熱い声援に応えて、同曲をアンコールでもう一度披露し、忘れられない瞬間を演出した。
また、公演を重ねるごとにILLITのコミュニケーション力も光った。韓国人メンバーたちは、日本ファンとの交流のために一生懸命勉強した日本語や大阪弁を披露し、親近感を与えた。『Magnetic』のステージでは、一部の歌詞を大阪弁に替えて歌うユーモアも見せた。

公演の最後、3階席までぎっしりと埋め尽くしたGLLIT(ILLITファン)を見渡したメンバーたちは思わず涙ぐんだ。彼女たちは「こんなに多くの方々が私たちの名前を呼んで応援してくださるのが感動的で涙が出ました。これからもGLLITが幸せになれるようなステージをお見せしたいです」と語り、「いつかもっと大きな会場で、より多くのファンの皆さんと一緒に過ごせたらうれしいです。日本での活動も頑張りますので、応援よろしくお願いします」と思いを伝えた。
ILLITの日本シングル『時よ止まれ』は、リリース直後から好調な反応を得ている。同作はオリコン「デイリーシングルランキング」で2日連続(9月2~3日)上位にランクインしたほか、タイトル曲はAWAミュージックの「リアルタイム急上昇」で1位を獲得するなど、主要音楽ランキングで順調に推移している。
日本ファンコンサート「GLITTER DAY」を成功裏に終えたILLITは、9月6日に日本最大のファッションフェス「第41回 マイナビ東京ガールズコレクション 2025 AUTUMN/WINTER」にメインアーティストとして出演。さらに9日にはNHKの音楽番組『うたコン』に出演するなど、精力的な日本活動を展開していく。
(記事提供=OSEN)
◇ILLITとは?
2023年6~9月に放送された『R U Next?』を通じて、YUNAH、MINJU、MOKA、WONHEE、IROHAで結成された、日本人メンバー2人(MOKA、IROHA)を含む多国籍5人組グループ。HYBE傘下レーベルの芸能事務所BELIFT LAB所属。自主的で積極的な意志(I WILL)と特別な何かを意味する代名詞(IT)の組み合わせで作られたグループ名には、「何にでもなれる潜在力を持つグループ」という意味が込められている。2024年3月25日、1stミニアルバム『SUPER REAL ME』をリリースしてデビュー。