ガールズグループEXIDのハニとの結婚を予定していた精神科医でタレントのヤン・ジェウンが、自身が院長を務める病院で起きた患者死亡事件に関連し、書類送検される見通しとなった。
8月28日、韓国紙『ハンギョレ』によると、昨年患者が死亡した「富川Wジン病院」の事件を捜査していた警察が、ヤン・ジェウンを含む医療スタッフ11人を起訴意見付きで検察に送致(書類送検)する方針を固めたという。
同紙は「京畿南部警察庁の刑事機動隊が事件関係者全員を起訴意見付きで検察に送致する計画だ」と報道。警察は8月19日、病院関係者4人を追加で立件しており、今回送致されるのはヤン・ジェウンのほか、主治医2人、看護師2人、看護助手4人、介護員2人となる。
業務上過失致死の疑い
事件は昨年5月、ヤン・ジェウンが代表院長を務める富川Wジン病院で発生。麻薬成分を含むダイエット薬の中毒治療のため入院していた30代女性が、入院から17日後に死亡した。死因は「急性仮性腸閉塞」だった。
遺族は、患者が苦痛を訴えていたにもかかわらず、医療スタッフが手足を拘束する様子が監視カメラに残っていたとして、病院側の明白な過失を主張。
警察も病院の監視カメラ映像、医療スタッフの録音記録、携帯電話のメッセージなどを精査した結果、隔離・強制や診療記録の虚偽作成など医療法違反の疑いが認められると判断。起訴意見付きで検察に送致することを決めた。さらにヤン・ジェウンらには精神健康福祉法違反や業務上過失致死の疑いもかけられており、警察は今週末までにヤン・ジェウンを最後に召喚調査した上で、逮捕状請求も検討している。
ヤン・ジェウンは昨年9月にハニと結婚式を挙げる予定だったが、この事件が報じられたことで延期に。ハニは誹謗中傷を受けたほか、番組出演の取り消しにも直面し、一時的に活動を中断していた。

その後、ハニは7月に放送されたバラエティ番組で復帰。「もうこれ以上、他人の目を気にしたくない」「最近さまざまなことを経験し、自分の人生は思い通りにならないのだと痛感した」と率直な思いを語っていた。