Mnetの新バラエティ番組『アイドルフェスタ大作戦 全国きらきらツアー』(原題)が、これまでにない地域共生フェスタとして成功的な第一歩を踏み出した。
8月12日に初回放送されたMnetの新バラエティ番組『アイドルフェスタ大作戦 全国きらきらツアー』(原題)は、人気K-POPグループ・TOMORROW X TOGETHER(以下、TXT)と光州広域市のコラボレーションで幕を開けた。
多忙なワールドツアーの合間を縫い、K-POPアイドルが地域を直接訪問するという新鮮な企画に加え、地元住民に特産物とライブ公演を“ワンプラスワン(1+1)”で提供するというコンセプトは、放送前から注目を集めており、初回放送もその期待に応える多彩な内容で視聴者を惹きつけた。
初回放送では、TXTが目的地を知らされないままミッションに挑戦する姿が繰り広げられた。写真ヒント、ダンスチャレンジ、市外局番当て、特産品推理などを経て、最終目的地が光州広域市であることが判明し、本格的なツアーがスタートした。スビンが電話を繋いだ、光州出身のBTS・J-HOPEは「光州の人たちは情に厚い」と語り、万能に使える方言を伝授して笑いを誘った。ガイド役のDinDinも現地販売のレクチャーでメンバーを支援した。

光州に到着したTXTは、地元の代表的特産物でありライブチケット代わりでもある“ズッキーニ”をわずか990ウォン(約105円)で販売開始した。1日で公演の告知とチケット販売を同時行わなければならない状況の中で、メンバーたちは“1日ズッキーニアンバサダー”に変身し、奮闘した。 ポップアップ販売の役割分担権が与えられるウェルカムミッションでは、最も早く販売に成功したテヒョンが3分33秒で1位を獲得し、その後、メンバーはステッカー貼り、包装、宣伝、会計など役割を分担して本格的な販売に臨んだ。
最初のポップアップ会場となった光州・U・SQUAREで、“八百屋の青年”に変身したTXTは、慣れない状況の中でもチームワークを発揮し、生まれて初めてのズッキーニ販売に挑んだ。初回ポップアップの販売数は50個だったが、試行錯誤を重ねた後に行われた2回目のポップアップでは、販売数を2倍以上に伸ばし、徐々に勢いをつける様子を見せた。
メンバーはJ-HOPEが伝授した方言を使ってファンや地元住民と交流した。会場にはMOA(ファンダム名)の娘のために訪れた父親や、フィリピン・セブから来た学生など多彩な来場者が集まった。地元の中学校をサプライズ訪問して繰り広げたPRタイムは、生徒たちに忘れられない思い出を残した。
ハイライトは、光州広域市庁の野外音楽堂で開催されたフィナーレ公演だ。観客はチケット兼応援グッズのズッキーニを手に入場。TXTは予想をはるかに上回る観客数に感激し、『Deja Vu』『Miracle』『I’ll See You There Tomorrow』などのヒット曲で会場を熱狂させた。公演中に涙を流す学生に、テヒョンは「君を見に来たのに、なんで泣くの?」と声を掛け、心を鷲掴みにする場面もあった。
ペンライト代わりになったズッキーニや、野球場の大型ビジョンを彷彿とさせる“ズッキーニタイム”など、ユニークな演出が公演の楽しさを一層引き立て、目の前で“推し”に会えたファンの感動も倍増した。「人生最高の誕生日プレゼント」「様々な地域を気遣ってくれる姿が印象的だ」など、胸が熱くなる感想も寄せられた。この日、ズッキーニは会場での販売分を含めて合計3111個が売れ、予想を大きく上回る成果を記録した。収益金は地域発展のために寄付され、より深い意味を持つイベントになった。
『アイドルフェスタ大作戦 全国きらきらツアー』は、世界を舞台に活躍するトップK-POPアイドルグループと地方を繋ぐ新たな共生の形を提示し、初回放送から目が離せない展開を見せた。特に、K-POPアーティストの公演を間近で見る機会が少ない地域にとっては、より大きな意味を持つ。初回ゲストのTXTは、ステージ上とは異なる人間味あふれる魅力で光州を盛り上げ、ファンと市民が共に主役となる場を作り上げた。
なお、『アイドルフェスタ大作戦 全国きらきらツアー』は、毎週火曜夜10時からMnetで放送される。次回放送はNCT DREAMが安東市でリンゴ販売に挑戦する姿が予告され、期待が高まっている。
(記事提供=OSEN)
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