俳優イ・ビョンホンが、「第50回トロント国際映画祭(TIFF)」の特別功労賞の受賞者に選ばれた。
去る8月5日、トロント映画祭側はホームページを通じて映画の発展に寄与した今年の人物4人を「TIFFトリビュートアワード」受賞者として発表した。
イ・ビョンホンは、ギレルモ・デル・トロ監督、HIKARI監督、女優ジョディ・フォスターとともに受賞者リストに名を連ねた。「TIFFトリビュートアワード」は毎年映画産業に顕著な貢献をした人物を称える賞だ。
映画祭側は、「イ・ビョンホンの圧倒的な才能、ギレルモ・デル・トロ監督のビジョンと想像力、HIKARI監督の洗練されたストーリーテリング、ジョディ・フォスターの唯一無二の経歴を称えることができ、嬉しい」と受賞理由を伝えた。

イ・ビョンホンについて、「韓国とハリウッドを行き来しながら映画とドラマで大きな成功を収めたグローバルスター」と絶賛を惜しまなかった。
「第50回トロント国際映画祭」は、来る9月4~14日にカナダ・トロントで開催される。サブイベント「TIFFトリビュートアワード」の授賞式は9月7日に開催される見通しだ。
なお、イ・ビョンホンが主演を務めたパク・チャヌク監督の新作『仕方がない』(原題)は、「トロント国際映画祭」のガラプレミア上映作にも招待された。
◇イ・ビョンホン プロフィール
1970年7月12日生まれ。漢陽(ハニャン)大学校在学中にアルバイトを通じて「コカ・コーラ」をはじめとした多数のCMに出演。母親の友人が韓国の地上波KBS主催の公開採用オーディションの願書を手に俳優の道を勧め、1990年にKBS公開採用14期生に合格した。翌年にはトップの成績で研修を終え、すぐにテレビドラマ『アスファルト、我が故郷』でデビューした。2000年に公開された主演映画『JSA』は韓国でメガヒットし、社会現象に。2004年にドラマ『美しき日々』が日本で放送された際には、クールさと強引さを兼ねそなえた男らしいキャラクターで視聴者の心を掴んだ。2019年には主演映画『白頭山大噴火』を通じて北朝鮮の工作員を熱演し、大きな反響を得た。