バンドDAY6のファンミーティングへの入場の過程で、「生活記録簿」の提示を求められたという書き込みが公開されるなか、所属事務所JYPエンターテインメントが公式に謝罪した。
生活記録簿とは、韓国の小・中・高校で生徒ごとに作成される公式な記録文書のこと。学業成績や出席状況、性格や生活態度に関する教師の所見、賞罰記録などが記載される。
日本でいう「内申書」や「生徒指導要録」にあたるものといえるだろう。
JYPエンターテインメントは7月21日、公式SNSを通じて「このたびの『DAY6 4TH FANMEETING』公演の入場時の本人確認手続きにより、不便や被害を受けた観客の皆様に心よりお詫び申し上げる」と謝罪文を掲載した。
続けて「当社は、公演で過度な個人情報の要求および収集行為があったことを確認した。入場管理を運営会社に委託して進行する過程で、不要な個人情報の追加要求や、準備された書類の追加確認のために観客の個人情報を収集・共有するなど、観客の皆様にご不便をおかけする事態が発生した」と説明した。

また、「従来の公演における本人確認手続きは、不正な手段でチケットを販売する者と実際の観覧者を区別し、観客の皆様を保護することが目的だったが、今回の件においては柔軟な対応と管理責任を果たすことができなかった」と非を認めた。
さらに「当社は本件の責任を痛感しており、個人のプライバシーを侵害することなく、不当な個人情報の収集が発生しないよう厳重に管理していく。また、運営会社と事実関係を確認したうえで、今回の過度な本人確認手続きにより公演に入場できなかった観客の皆様には、チケットの返金補償を約束し、その手続きに関する詳細な案内は追ってお知らせする」と明らかにした。
最後に「改めて、観客の皆様に大きなご心痛をおかけしたことを心よりお詫び申し上げる。残りのファンミーティング公演は、皆様が楽しい気持ちでご観覧いただけるよう最善を尽くす」と伝えた。
これに先立ち、7月18日から20日まで行われたDAY6のファンミーティングで、入場の際にスタッフから本人の身分証明書だけでなく、保護者の身分証明書、家族関係証明書、生活記録簿まで提示を求められたという投稿が登場し、波紋を呼んでいた。
特に、この過程でスタッフの要求した書類を提示できなかったり、原本ではなく写真で代用したりした場合には、入場が認められなかったという主張も出ていた。こうした騒動が拡大したことを受け、JYPエンターテインメントが直接謝罪の立場を表明することになった。
所属事務所がファンの本人確認手続きおよび入場過程での混乱について直接謝罪するなか、DAY6は7月25日から27日まで、ソウル松坡(ソンパ)区の蚕室(チャムシル)室内体育館で2週目の公演を続ける予定だ。
(記事提供=OSEN)
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