新海誠監督の代表作に触れられる特別な空間が、韓国・忠州(チュンジュ)にオープンした。
7月11日より「Connect Hyundai 忠州」3階で開催中の「新海誠 Shop#」ポップアップストアは、監督のメガヒット3部作をテーマにした、忠州地域初の公式ポップアップストアだ。
今回の企画は、IPバリューチェーンの拡大およびファンダムビジネスの強化を目的に、ネモズラボとメディアキャッスルが戦略的業務協約(MOU)を締結し、共同で立ち上げたもの。
プラットフォームアルバム分野において独自の技術力と運営経験を持つネモズラボと、日本コンテンツを中心に海外映画の配給を手がけるメディアキャッスルの専門性を組み合わせ、相乗効果を狙っている。
最大の見どころは、新海誠監督の3部作『君の名は。』『天気の子』『すずめの戸締まり』の印象的なシーンを再現したフォトスポット。訪れた人々は、まるで作品の一部になったかのような没入感のある写真撮影が楽しめ、SNSを中心に早くも話題を呼んでいる。
見どころ盛りだくさん

特に、各作品の象徴的な場面を実物大で再現したフォトゾーンは、ファンにとって忘れられない体験を提供してくれる。たとえば、『君の名は。』では宮水三葉が立花瀧の友人たちと訪れる東京の有名デザートカフェ、『天気の子』では森嶋帆高と天野陽菜が過ごす雨の東京、そして『すずめの戸締まり』では物語の鍵となる“災いの扉”が立体的に表現されている。
ストアでは公式グッズも多数販売されており、とくに7月に新発売された3種類のアイテムが注目を集めている。
「新海誠3部作バッジセット」は、それぞれの代表ビジュアルと名セリフを高品質で再現したファン必携の一品。また、『すずめの戸締まり』に登場する“椅子”をモチーフにした「草太スノードーム」は、作中の詩的な雰囲気をそのまま閉じ込めたアイテムで、舞い散る花びらが幻想的な世界観を演出する。

さらに「ダイジン モニターフィギュア」は、手のひらサイズで制作され、付属のステッカーを使ってモニター周辺に設置できるなど、実用性も兼ね備えている。
ネモズラボのチョン・スジン代表は「新海誠監督の作品が持つ独特の感性を、忠州のファンの皆さんにも直接体験してもらいたくて企画した」と語り、「作品を愛するすべての方にとって、特別な思い出となる空間になれば」と思いを述べた。
(記事提供=OSEN)