俳優パク・ソジュンが、自身が出演したドラマのシーンを無断で利用した飲食店を相手取って提起した訴訟で一部勝訴したことについて、所属事務所が立場を発表した。
7月3日、パク・ソジュンの所属事務所であるAWESOME ENTは、「2019年から何度も掲載中止を求めたが、ポータルサイトの検索広告や垂れ幕を一度は下げても再び掲出し、その後は削除要請にも応じず、悪質な行為を続けたため今回の訴訟に至った」と説明した。
最近、ソウル東部地裁第13民事部(部長判事ソク・ジュンヒョプ)は、パク・ソジュンがカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)の店主A氏を相手に提起した損害賠償訴訟で、原告の一部勝訴を認め、A氏に500万ウォン(約50万円)の賠償を命じた。
当初、1年間の広告契約金10億ウォン(約1億円)に侵害期間6年を掛けた60億ウォン(約6億円)規模の損害賠償訴訟が提起されたとの報道があったが、所属事務所は「広告モデル料を基にした推定被害額は60億ウォンだが、被告の営業規模や諸事情を考慮し、実際の訴訟請求額は6000万ウォン(約600万円)」と説明した。

さらに、「正当な判決内容に対しても悪意ある嘲笑や誹謗が続いていることを確認しており、所属俳優の肖像権・人格権を侵害する行為に対しては、寛大な対応や合意なしに厳正に対処する予定だ」と強調した。
カンジャンケジャン店のオーナーA氏は、2018年に放送されたドラマ『キム秘書はいったい、なぜ?』で、パク・ソジュンがカンジャンケジャンを食べるシーンを無断で広告に使用した。
特に「パク・ソジュンがカンジャンケジャンを爆食いした店」「パク・ソジュンも食べて虜になったケジャンの名店」といった文句を2019年から5年間、店舗の内外に掲示し、6年間にわたり検索広告にも利用していた。
◇パク・ソジュン プロフィール
1988年12月16日生まれ。韓国・ソウル出身。2011年にB.A.Pヨングクの『I Remember』ミュージックビデオで俳優デビュー。2012年のドラマ『ドリームハイ2』で本格的な演技活動をはじめ、2014年の『魔女の恋愛』で連ドラ初主演を務めた。主な出演作にドラマ『花郎<ファラン>』『サム、マイウェイ ~恋の一発逆転!~』『キム秘書はいったい、なぜ?』、映画『ミッドナイト・ランナー』、『使者』(原題)、『パラサイト 半地下の家族』(カメオ出演)など。2020年にはドラマ『梨泰院クラス』で熱血主人公パク・セロイを演じ、熱い旋風を巻き起こした。