狭小9.5坪を克服した家の秘密とは? コンクリートとスキップフロアの最強タッグ『住人十色』 | RBB TODAY
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狭小9.5坪を克服した家の秘密とは? コンクリートとスキップフロアの最強タッグ『住人十色』

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6月28日午後5時放送のMBSテレビ『住人十色』 (C)MBS
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 6月28日午後5時放送のMBSテレビ『住人十色』では、コンクリートとスキップフロアの最強タッグで狭小9.5坪を克服した家が紹介される。

「コンクリート」と「スキップフロア」の最強タッグで狭小を克服した家 (C)MBS

 今回の舞台は、東京都大田区。住人(アルジ)は建築家として独立した夫と会社員の妻で、2年前に夫の設計で家を建てた。

家の正面に設けた大開口の玄関と窓 (C)MBS

 ビルのような見た目のコンクリート建築は一見大きく見えるが、建坪は9.5坪。わずか駐車場2台分ほどの広さしかない。だが、道路に面した黒い玄関扉は幅が家の半分の2.5メートルもあり、大きな引き戸を開けると、中には9.5坪とは思えない巨大な空間が広がる。1階は玄関ホールと、夫の設計事務所。天井は高いところで3.8メートルもある。

玄関を入ってすぐにある1層目は玄関ホールと夫の設計事務所 (C)MBS

 「柱をあまりたてたくなかった」という夫は、コンクリートを使うことで大空間と高い天井を実現。例えば木造なら4面の壁がないと建物の強度を保てないところ、コンクリートを使えば3方向の壁だけで強度を保てるため、家の正面に大開口の玄関や窓を設けることができたのだった。

2層目のキッチン (C)MBS

 元建設会社の同僚として出会った住人夫妻。結婚後、埼玉の社宅から東京都心へ1時間以上かけて通勤していた。家を建てることになり、夫は東京郊外で広い土地を探そうとしたが、満員電車が苦手な妻は通勤を考えて都心の家を強く要望。見つけたのがアクセス抜群の大田区の土地だった。しかし広さは望めず、建坪はわずか9.5坪。そこでコンクリートを選び、加えて床の高さをずらして配置する「スキップフロア」を取り入れた。ワンルームに5層の床をずらして配置することで空間を広く使えるようになり、しかも強度のあるコンクリートなので、柱はゼロ。9.5坪の狭小でも広見え効果が生まれたのだった。

3層目のリビングダイニング。段差を生かして、床を家事の作業台やテーブルとしても活用する (C)MBS

 1層目のワークスペースには、壁一面の本棚から突き出たような形のコンクリートの階段が。強度があるので壁も柱も必要なく、見た目もすっきり。ワークスペースも広々と使える。

最上階にあるガラス張りの浴室 (C)MBS

 家の2層目はキッチン。キッチン台の幅は約3メートルあるが、奥行きは食洗機が入るギリギリの60センチ。キッチンは廊下としても利用するので、作業や移動するスペースの方を広く確保したという。

 3層目、天井高5メートルの大空間は夫妻がくつろぐリビングダイニング。段差を活かして、リビングの床を家事の作業台やテーブルとして使うなど、空間をあますところなく活用している。

 4層目の寝室にある大開口はフルオープンにできるが、なんと柵はない。実は、テラスや庭を作ることができなかったので、大きな窓を広く開けることで代用できるようにしたとか。

 スキップフロアの5層目、最上階は水回りを集約した。部屋を見下ろすガラス張りの浴室は、妻が「露天風呂みたいなお風呂を」とリクエストしたものだという。浴室やトイレなど水回りのすべてを最上階に配置できたのも、強度があり、防水性も高いコンクリートだからこそのメリットだ。

 狭小住宅でも大空間を実現した家。夫は、「一見、不便そうには見えますけど、それに代わる豊かさがある。自分たちでちょっとずつ手を加えながら楽しく住んでいます」とこの家での暮らしを語る。

 9.5坪を最大限広く見せようと選んだ、コンクリートとスキップフロア。掛け合わせてみると、生まれたのは不便さも狭さも気にならない最強の豊かさだった。

《ハララ書房》
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