タレントのキム・ナヨンが保有するソウル一等地のビルが注目を集めている。
韓国の不動産専門メディアが報じた内容によると、商業用不動産プラットフォーム「不動産プラネット」は、キム・ナヨンが所有するソウル・論峴洞（ノンヒョンドン）のビルの現在の推定価格を74億2100万ウォン（約7億7400万円）と算出。2022年7月に99億ウォン（約1０億円）で購入したため、2億円以上も下落したこととなる。
このビルは敷地面積181㎡、延床面積212.3㎡で、地下1階～地上2階建て。現在はカフェなどのテナントが入居しており、年間の賃貸収入は3億4800万ウォン（約3600万円）。収益率に換算するとおよそ3.5％で、比較的良好な水準を保っている。
また、推定47億ウォン（約5億円）の融資による金利負担を考慮しても、現在は安定した収益構造を維持しているとみられる。
それでも価格が大きく下落した主な要因は、この物件が「第1種専用住宅地域」に位置しているためだ。
この地域は建築法上、建蔽率50％、容積率100％以下に制限されており、商業開発や再開発において大きな制約があるのだ。
「立地」と「収益率」が良好でも、「用途地域」の制限によって市場価値が大きく変動する可能性がある。今後、キム・ナヨンのビルがどのように評価されていくのかは、依然として不透明な状況だ。
なおキム・ナヨンは2019年に離婚して以降、1人で2人の息子を育てている。2021年からは、画家兼歌手のMY Q（マイキュー）との交際を公にしている。
