宮本亞門が演出を手がける舞台「『新 画狂人北斎』-2025-」に、俳優・花音が出演することが決まった。

本作は2017年に宮本亞門が演出し、リーディング公演として墨田北斎美術館やイギリスの大英博物館で上演された『画狂人北斎』を基にした舞台。2019年にはストレートプレイとして初演され、2021年、2023年とブラッシュアップを重ねて全国で上演されてきた。
今回の公演は、前作と同じく宮本亞門の演出、池谷雅生の脚本で、完全リニューアルされた新作として上演される。ストーリーは、葛飾北斎と鳥居耀蔵の対峙を軸に展開。水野忠邦の天保の改革の下、目付や南町奉行という要職に就いた耀蔵は、絵師として憧れていた北斎に立場上、対立することに。耀蔵は北斎の人間性に魅力を感じつつも、市中の取締りを厳しく行い、度を越した行動に出る。北斎の生き様は時に常軌を逸しているように見えるが、その人間力の魅力に人々が惹きつけられていく。
そこで花音は葛飾北斎の娘・お栄に人生を支えられたという、りん役を演じる。
出演が決まったことについて、花音は「りん役を演じることになりました、花音です。元々浮世絵に興味があり、大学でも浮世絵を専攻していました。今回、葛飾北斎の人生を表現した作品に関わることができて光栄です。素敵なキャストの皆様とご一緒できることが楽しみで、稽古が待ち遠しいです。皆様の熱量に負けぬよう、頑張ります。全国を回る公演ということで、各地の皆さんにこの作品を届けることができて嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします」とコメントしている。
「『新 画狂人北斎』-2025-」は、10月17日より東京・紀伊國屋ホールを皮切りに大阪、熊本、京都など全国で上演される。