俳優パク・ボゴムが新たなドラマで視聴者の前に登場する。
5月29日、ソウル九老(クロ)区のザ・リンクソウルで、JTBCの新しいドラマ『グッドボーイ』の制作発表会が開催された。
『グッドボーイ』は、特別採用で警察になった元韓国代表選手たちが、メダルの代わりに警察の身分証を首から下げ、心ない行いと反則がまかり通る世の中に立ち向かう、コミカルなアクション青春捜査劇だ。
第57回百想芸術大賞のTV部門ドラマ作品賞を受賞した『怪物』、作品性と話題性の両方を掴んだ『良くも、悪くも、だって母親』を演出したシム・ナヨン監督と、『ライフ・オン・マーズ』『補佐官』シリーズなど、ジャンル作品で差別化を見せてきた脚本家イ・デイルが意気投合した作品だ。
パク・ボゴムは、11年ぶりに復活した「メダリスト特別採用」で警察となった強力特殊チームの巡査、ユン・ドンジュ役を演じる。

生まれ持った打たれ強さと拳で彗星のごとく登場し、ボクシングで金メダルを獲得したドンジュは、たった一度の事件によって栄光の舞台から退き、現在は警察として第二の人生を歩んでいる人物だ。
慣れない世界に戸惑いながらも、モラルなき行動と反則が蔓延する世の中が、眠っていた彼のファイター本能を呼び覚まし、ドンジュは一切の計算もなく、ただ正義のために身を投じる。
2025年は「パク・ボゴムの年」といっても過言ではない。Netflixの『おつかれさま』でヤン・グァンシク役を務め、社会現象を巻き起こしたうえ、KBS2の音楽番組『THE SEASONS:パク・ボゴムのカンタービレ』ではMCとしても存在感を見せた。
そこに今回の『グッドボーイ』で視聴者と再び出会う準備を進め、再び旋風を巻き起こすことが期待されている。
パク・ボゴムは、「『グッドボーイ』の台本を読んでいて、まるで漫画を読んでいるような気分だった。警察の姿が、特技が運動という点もあって頼もしく見えたし、正義のために戦い、社会に向かって声を上げる姿がとてもかっこよく感じられた」と作品を選んだ理由を語った。
彼の“新しい顔”が見られるのではないかと期待されるなか、パク・ボゴムは「ジャンルそのものが新しい挑戦だったし、“新しい顔”というなら、これまでお見せできなかったアクションに加えて、コメディと捜査劇という組み合わせそのものが新しい姿に映るのではないかと思う」と語った。
また、「キム・ソヒョン、オ・ジョンセ、イ・サンイ、ホ・ソンテ、テ・ウォンソクらも新たな運動種目を学びながら、他のドラマでは見せられなかった姿をお見せできると思う。すべての俳優にとって、この作品は“始まり”であり“挑戦”なのではないか」と述べた。
JTBCの新しい週末ドラマ『グッドボーイ』は、5月31日22時40分に初放送される。日本では6月1日から、アマゾンプライムビデオで配信される予定だ。
(記事提供=OSEN)
◇パク・ボゴム プロフィール
1993年6月16日生まれ。本名同じ。2011年に映画『ブラインド』(原題)で俳優デビューした。2015年に放送されたドラマ『恋のスケッチ~応答せよ1988~』や翌年放送の『雲が描いた月明かり』などがヒットし、一躍人気俳優に。2018年には女優ソン・ヘギョと共に主演を務めた『ボーイフレンド』で、韓国にとどまらない熱い人気に拍車をかけた。好青年ならではの爽やかなビジュアルから、韓国では「人間ポカリ」と呼ばれることも。2022年4月に兵役義務を終えて除隊した。