東宝が手掛ける才能支援プロジェクト「GEMSTONE Creative Label」より、新作短編映画3作が完成。西野七瀬、本郷奏多、吉田美月喜、香椎由宇、西垣匠、山﨑天が出演することが発表された。

『インフルエンサーゴースト』の監督を務めるのは、VFXを駆使した洗練された映像表現を武器に活躍する25歳の新鋭・西山将貴。キャストには西野七瀬、本郷奏多など豪華な顔ぶれが集結し、スタイリッシュかつクールな“クリーチャーホラー”が誕生した。

『顔のない街』は、2023年に集英社「少年ジャンプ+」編集部と東宝が共同開催した「東宝×ワールドメーカー短編映画コンテスト」で大賞を受賞した『顔のない街』を原作とする短編映画。監督・脚本は、短編映画プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS』にも参加した新鋭・村上リ子(29)。主人公・ミサを演じるのは、『ルックバック』で注目を集めた俳優・吉田美月喜で、フェイスクリニックの院長役として香椎由宇が出演。不穏な緊張感が漂うSFサイコロジカルホラー作品となっている。

『ソニックビート』は、TOHOシネマズ学生映画祭でグランプリを受賞した2001年生まれの新鋭・関駿太(23)による初の商業映画。監督自身が初の商業作品に挑む自身の姿を主人公に重ねて描いた、等身大の青春ストーリーとなっており、主演は西垣匠が担当。映画初出演となる山﨑天も抜擢された。
また5月28日に実施された国際短編映画祭ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2025のレッドカーペットおよびオープニングセレモニーには、各作品の監督および豪華キャストが登場。撮影秘話や作品に込めた想いを明かした。



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■『インフルエンサーゴースト』あらすじ
「これは――本当の私じゃない」ある日突然、身に覚えのない罪で「炎上」したら? 日本を代表するインフルエンサー集団が、火災で命を落とす衝撃的な事件が発生。偶然居合わせた一般人の麻理(西野七瀬)はSNS上で犯人扱いをされ、世間の怒りを買う。追い詰められた彼女は、「本当の自分」を取り戻すため、火災現場に向かう――。いつ、誰が、どんなタイミングで、炎上するか全く予想がつかない現代。明日のターゲットは、あなたかもしれない。これは、現代を生きる全ての人が無関係ではいられない、炎上の裏側を描く物語。
■『顔のない街』あらすじ
舞台は近未来の日本。顔を自由に変えられる時代、同じ顔をした人々が街にあふれる社会。“ナチュラルの顔”で生きる大学生・ミサ(吉田美月喜)は、自身の鏡に謎の×マークが描かれていたことをきっかけに、不穏な違和感と不安に飲み込まれていく。やがて彼女はレイ院長(香椎由宇)の経営する有名クリニック「レイ・フェイス・クリニック」の扉を叩き、顔を変えるという選択に向き合うが——。
■『ソニックビート』あらすじ
陸上競技大会100m走予選のスタートラインに立った高校陸上部員のイサオ(西垣匠)は、極度のプレッシャーから精神世界に閉じ込められてしまう。真っ暗な空間には、怪しい作業員とイサオの記憶を映し出すテレビデオ。陸上部イチ足が速いアキ先輩(山﨑天)との思い出が走馬灯のように駆け巡る。イサオは過去の記憶と向き合い、走り出すことができるのか——。