品川ヒロシ監督、映画『リスタート』沖縄国際映画祭上映イベントで感涙 | RBB TODAY
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品川ヒロシ監督、映画『リスタート』沖縄国際映画祭上映イベントで感涙

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 お笑いコンビ・品川庄司の品川ヒロシによる長編映画最新作『リスタート』が7月16日より全国公開となる。17日、沖縄国際映画祭にて上映イベントが行われ、監督を務めた品川と、主演のEMILY(HONEBONE)、共演のSWAY(DOBERMAN INFINITY/劇団EXILE)らが登壇した。


 同作は、北海道・下川町と吉本興業がSDGs推進における連携協定を結び発足したプロジェクトで、2019年6月から9月まで実施したクラウドファンディングで目標金額を大きく超え、700名からの支援を集めることに成功。そうしたサポートを受けながら、下川町の自然を余すことなく映像に落とし込んだ意欲作だ。開催中の沖縄国際映画祭で特別招待作品としてプレミア上映、そしてクラウドファンディングに参加した人たちに向けて、初披露の場となった今回。上映が終わると客席からはスタンディングオベーションが巻き起こった。

 シンガーソングライターを夢見て上京した主人公・未央役を演じたEMILYは、今作が女優デビューにして映画初主演。「品川さんがずっと面倒を見てくれて、手厚い超贅沢な時間の中で演じさせていただきました」と初めての現場を振り返った。品川監督は偶然見ていた『家、ついて行ってイイですか?』に出ていたEMILYに興味を持ってオファーしたそうで「MVを観たら歌も上手いし表情も豊かなので、ツイートしたらまんまと喰いついてきた」とジョークも交えて語った。

 一方、未央を支える同級生・大輝役のSWAYは下川町での撮影を振り返り「共演のみんなとはすぐに仲良くなったけれど、仲良くなりすぎて品川監督から嫉妬された」と暴露。EMILYも「仲良くしている私たちを見る目つきが怖かった」と品川監督のジェラシーを証言した。それに対し品川監督は「みんなが仲良くしている待ち時間にも僕は監督として仕事をしているわけですから…嫉妬しました」と苦笑いで白状していた。

 また、EMILYは川で流されるシーンに触れて「あれは水難事故!本当に流されて川の中に一度消えたときは“自分終わった”と思いました。安全のためのロープがなければ危なかった」と知られざるハプニングを告白。一方、SWAYは川に入るために上半身裸になるカットを振り返り「わざわざシャツを脱いで川に入るあざとさ。自分で自分が恥ずかしい!」と赤面。品川監督からは「アベンジャーズみたいな体をしていた」、EMILYからは「ヨダレもの」と肉体美を褒められると、SWAYは「2年前の自分の肉体を見て、改めてトレーニングをリスタートさせました」と過去の自分の肉体美に刺激を受けたことを明かしていた。

 初めてクラウドファンディングで予算を調達して映画を製作したことについて、品川監督は「950万円ものお金が集まったけれど、スタッフの移動費などもあり、その全額を映像に使えるわけではありませんでした。低予算ではあったけれど誰一人文句を言わず、みんなが自分の青春の1ページを切り取ったかのような感覚で参加してくれました。クランクアップの時は熱くなって、初めて泣いちゃいました。その汗と涙が詰まっています」と思い出の一作になったことを報告。この日も客席で同作を鑑賞したとし、「泣いちゃった」と感動の涙を流したことを伝えた。
《KT》
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