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立川談春、談志に弟子入りした理由を語る

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立川談春【写真:竹内みちまろ】
  • 立川談春【写真:竹内みちまろ】
 立川談春が、18日放送の『サワコの朝』(TBS系)に出演。師匠・立川談志に弟子入りした、ある理由を語った。


 談春が談志に弟子入りしたのが17歳のとき。ただ談春は3代目 古今亭志ん朝のことも好きで、どちらの弟子になろうか迷っていたという。最終的に決めたのが、談志の『芝浜』を聴いたあとの観客と、志ん朝師匠の“伝説の名演”と言われている『文七元結』を聴いた観客の“温度差”だったのだとか。

 どちらも寄席で客として聴いていた談春。志ん朝の噺が終わったあとは、客は一斉に立ち、満面の笑みで「うまいね名人芸だね、志ん朝さんはいいね」と口々に感想を述べ合いながら、うれしそうに通路を通じて出ていったという。

 だが談春によれば、談志の『芝浜』は終わったあと、観客は「みんな立てない」のだとか。「全員と言ったらおかしいが、特に一人で来てる人はみんなうつむいて、何か考えてる。身につまされちゃうんでしょうね」と推測した。

 『芝浜』は夫婦の愛情を暖かく描いた屈指の人情噺だが、談志が披露する『芝浜』について阿川佐和子が、「突き刺さる深さが違う?」と質問。すると談春は
「僕はこっちの方がすごいと思った」と述べ、「僕の好みは談志」と告白。その奥深さに阿川は「はあ~」と感心していた。
《杉山実》
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