警察犬になったトイプードルのアンズ、低学年から読める物語として書籍化 | RBB TODAY
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警察犬になったトイプードルのアンズ、低学年から読める物語として書籍化

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警察犬になったトイプードルのアンズ、低学年から読める物語として書籍化
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 2016年に刊行されて大きな話題となったノンフィクション『警察犬になったアンズ 命を救われたトイプードルの物語』が、小学校低学年から読める物語『がんばれ、アンズ』として発売された。


 この本の主人公・アンズは、 小さなトイプードルの女の子。ぬいぐるみのように可愛らしいのに、生後3ヶ月の頃、元の飼い主から見捨てられ、動物指導センターで殺処分を待つ身になってしまう。子犬はブルブルふるえるばかりだったが、その施設で偶然、作者に出会ったことから、運命が大きく変わる。作者の鈴木氏、実は警察犬の訓練をするベテランの警察犬指導士。自宅には、 警察犬として活躍するシェパードが3頭もいた。トイプードルは「アンズ」と名付けられ、 大きなシェパードたちと仲良く暮らし始める。しかし、なぜか女の人を見るとこわがってにげてしまう。どうやら、前の飼い主からいじめられていたようだ。

 アンズは、 シェパードたちの警察犬の訓練を見るうちに、なんと「私もやりたい」という態度で示すようになる。そして、アンズのやる気を見込んだ鈴木氏が動作を教えると、アンズはすぐに習得。さらに、バーを超えたり、臭いをかぎ分けたり、一つずつ目標をクリア。 ついには警察犬の試験に合格し、茨城県警初の小型警察犬として働き始めることになった。小さなトイプードルが、 コツコツと訓練を重ねて警察犬になる物語。 本当にあった感動の実話だ。

 すでに書籍化され、テレビ番組にもアンズがたびたび登場していたことから、記憶にあるという方も少なくないと思うが、そんな感動の実話が、今回物語風に再構成。ストーリー仕立てで書かれており、会話を多用した易しい文章に、 たくさんの可愛いイラストも添えられているので、きっと低学年でもすんなりと感情移入でき、 アンズの物語に引き込まれていうくだろう。そして、この本に書かれているのは、 アンズが警察犬を目指す姿だけではなく、飼い主から捨てられ、 動物センターで殺察処分寸前だったこと、さらに、元飼い主から受けた虐待の影響が、 鈴木氏に引き取られた後も、 根深く残っていることも語られている。「動物のいのち」「飼い主の責任」「いじめ・虐待」について、 アンズに気持ちを寄せながら、 読者自ら考えを深めることのできる作品だ。

 作者の鈴木氏は、「大きいシェパードたちの中で、 小さなアンズがやっていけるのかと心配でしたが、 運動神経はいいし、 頭もいい、 負けん気も強いので大丈夫でした。 私は、 この小さい体のどこに、 こんなにやる気があるのだろうと驚きました。元の飼い主から受けたいじめのキズは、 今でも深く残っています。 でも、 アンズは今、 それを少しずつ克服し、 警察犬として頑張っています。 子どもが生まれ、 その子犬も警察犬を目指して頑張っていますよ。 人に殺されそうになったことがあるのに、 警察犬として、 人のために働くアンズ。 この本が、 犬のいのちやいじめについて考えるきっかけになってくれれば、 と思います」とコメントを残している。

 『がんばれ、アンズ』は、現在販売中。
《KT》
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