【クリエイターの現場】第2回 ウェルプレイドのeSportsイベントは、なぜゲームプレーヤーに支持されるのか? | RBB TODAY
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【クリエイターの現場】第2回 ウェルプレイドのeSportsイベントは、なぜゲームプレーヤーに支持されるのか?

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【クリエイターの現場】第2回 ウェルプレイドのeSportsイベントは、なぜゲームプレーヤーに支持されるのか?
  • 【クリエイターの現場】第2回 ウェルプレイドのeSportsイベントは、なぜゲームプレーヤーに支持されるのか?
  • e-Sports専門会社ウェルプレイドで「取締役/テクニカルディレクター」をつとめる原田清士さん
  • 【クリエイターの現場】第2回 ウェルプレイドのeSportsイベントは、なぜゲームプレーヤーに支持されるのか?
  • 「Tricaster8000」のコンソールと2台の外部モニター
  • 最大8入力をコンソールのスイッチを使用して切り替える
  • 音声関連をコントロールする「Behringer x32」
  • 【クリエイターの現場】第2回 ウェルプレイドのeSportsイベントは、なぜゲームプレーヤーに支持されるのか?
 さまざまな業界・業種で活躍するクリエイターの作業環境を覗かせてもらい、仕事をする上で工夫していることや環境、使用しているツールを紹介していく本連載。第2回目は、日本唯一のeSports専門会社ウェルプレイドで、取締役であり「テクニカルディレクター」として活躍する原田清士さんに話を聞いた。

■"ゲーム観戦"をより上質なエンターテイメントに昇華

eSports専門会社ウェルプレイドで「取締役/テクニカルディレクター」をつとめる原田清士さん
eSports専門会社ウェルプレイドで「取締役/テクニカルディレクター」をつとめる原田清士さん


ーー現在の御社の業務内容について教えてください

 ゲームイベントの受託業務として、eSports大会の企画・運営・映像制作・配信をおこなったり、ゲーム開発のコンサルティング、ゲームプレーヤーのマネジメントまで、幅広くおこなっています。

 最近は、eSports番組の制作にも関わっていて、新規や既存ユーザーにアプローチするコンテンツなども作っています。

ーーどういったきっかけで始められたのでしょうか?

 これまで、“ゲームをやり続けた先には何もない”と考えている人が大半だったと思いますが、eSportsが盛り上がってくるにつれて、そこが変わってきています。そもそも、ウェルプレイド設立のきっかけは、プロスポーツ選手が称賛される場があるのであれば、ゲームの才能に秀でた人が称賛される場所があってもいいんじゃないかという想いからで、それがイベントや大会、番組作りやプレイヤーマネジメントにつながっています。

■華麗なる"プレイ"の見せ方を演出、そしてそこから生まれる"熱狂"



ーープレイ動画の配信の流れはどういった形で進めていくのでしょうか

 まずイベントで動画配信をする場合は、企画段階から演出を考えます。ゲーマーの対戦をどうやったら視聴者に分かりやすく見せられるかということを練ります。

 たとえば、卓球の場合だと「チキータ出ましたね」と言っても、「チキータって何?」となってしまう人もいますよね。そこを解説者がうまく説明できればいいのですが、それとは別に、画面上に「チキータとはこういうこと」みたいなのを出せれば視聴者がスムーズにルールを理解しながら観戦を楽しむことができます。面白い動画を配信するためには、最低でも対戦の開始から最後までのゲーム上の演出がどういうものなのか理解している必要があります。

 ですので、ウェルプレイドでは、スタッフ全員がイベント企画を出す前にそのゲームをやりこみます。ゲーム全体の流れが理解できてから、初めて見せ方を話し合い、手書きでラフを起こします。次に、シーンごとに入れる画やテロップ、ワイヤーフレームを作り、画面構成を組んでいきます。ここまで終わってから、初めてデザインに入る、といった流れです。

 あとは、イベント会場の広さやカメラの台数などを考えて、機材の構成図も決めます。これらの作業を通して配信したイベントで、リアルタイム同時視聴者数が1万5,000人を超えたこともあります。
《浅井 英彦》
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