6インチ有機ELのハイスペックスマホ、LG「V30+ L-01K」のファーストインプレッションは? | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

6インチ有機ELのハイスペックスマホ、LG「V30+ L-01K」のファーストインプレッションは?

IT・デジタル スマートフォン
モノクロ動画を再生してみると、確かに黒が美しかった
  • モノクロ動画を再生してみると、確かに黒が美しかった
  • 6インチ有機ELのハイスペックスマホ、LG「V30+ L-01K」のファーストインプレッションは?
  • 6インチの有機ELディスプレイを搭載。縦長で横幅がないため、持ちやすい。サイズは約152(H)×75(W)×7.4(D)mm、重量は約158g。
  • カラバリはCloud SilverとAurora Blackの2色。どちらのモデルも表面に摩擦を生むための細い溝が加工してあった
  • 標準レンズは71度、広角レンズは120度のアングルで撮影が可能。カメラ機能も充実させている
  • カメラアプリのUIの様子。こうして見ると、あらためてベゼルの狭さが際立つ。筆者の好みということもあるが、ベゼルの狭いスマートフォンは、やはり格好が良い
  • 購入者を対象に、Daydream viewの最新モデルが提供されるキャンペーンが実施される。ゲームだけでなく、dTVもVRで視聴できるのが嬉しい
  • 製品にはB&O PLAYのオリジナルイヤホンを同梱。端末の背面にもB&O PLAYのロゴが記載されている。イヤホンジャックは上端にあり、下端にはスピーカーを配置
 NTTドコモは18日、2017-2018年 冬春 新商品15機種を発表した。都内で開催された発表会には、同社 代表取締役社長の吉澤和弘氏が登壇し、プレゼンテーションをおこなった。本稿では、LG電子が提供する「V30+ L-01K」(発売時期は2018年1月以降)のファーストインプレッションをお伝えする。

■6インチは大きい?

 「V30+」は、6インチの有機ELディスプレイを採用したAndroid 8.0搭載スマートフォン。6インチというと大きいと思われるかも知れないが、アスペクト比は18:9で縦に長くなっており、大画面ではあるが持ちやすさは損ねていない。また他社製の6インチ端末は170gを超えているが「V30+」は158gと軽いのも特徴。スマホを手に持って動画コンテンツを楽しむユーザーには、手が疲れなくて済みそうだ。

6インチの有機ELディスプレイを搭載。縦長で横幅がないため、持ちやすい。サイズは約152(H)×75(W)×7.4(D)mm、重量は約158g。
6インチの有機ELディスプレイを搭載。縦長で持ちやすい。サイズは約152(H)×75(W)×7.4(D)mm、重量は約158g。


 カラーはCloud SilverとAurora Blackの2色で展開する。Aurora Blackはツヤ消しの黒で、上品で大人の雰囲気。ビジネスパーソンにも似合うだろう。表面には溝が加工されており、この摩擦が手からスマホが滑り落ちるのを防いでくれる。Cloud Silverは会場のライトの下では金色に光って見えた。地の色はシルバーで、若い女性にも人気が出そうな色合いだ。

カラバリはCloud SilverとAurora Blackの2色。どちらのモデルも表面に摩擦を生むための細い溝が加工してあった
カラバリはCloud SilverとAurora Blackの2色。どちらのモデルも表面に摩擦を生むための細い溝が加工してあった


■カメラ周り

 背面にはデュアルカメラを搭載。カメラアプリ上で、有効画素 約1650万画素の広角カメラと同 約1310万画素の標準カメラを切り替えて撮影できる。なおレンズには透過率の高いガラス製クリスタルクリアレンズを採用しており、このため広角レンズ側はドコモのスマホ史上最小のF値1.6を実現した(F値が小さい=光を多く取り入れることができる=暗所でも高画質な写真を撮影できる)。

標準レンズは71度、広角レンズは120度のアングルで撮影が可能。カメラ機能も充実させている
標準レンズは71度、広角レンズは120度のアングルで撮影が可能。カメラ機能も充実させている


 マニュアル撮影に対応するほか、動画の撮影時には画面上の好きな1点にズームインできる「ポイントズーム」が利用できる。実際に展示機で試してみたが、ビデオの視聴者が予想していない箇所にズームインできるため、インパクトの強い作品が撮れそうに感じた。また、映画のような効果とクオリティでムービーを撮れる「Cine Effect」を搭載。「ロマンチック」「ドキュメンタリー」「メロドラマ」などの効果をつけた動画が、誰でも簡単に撮影できる。”SNS映えする動画”の撮影が捗りそうだ。ちなみに他社製のスマホには、デュアルカメラで撮影後にピントの位置を調整できる機能があるが、そうした機能は搭載していないとのこと。

カメラアプリのUIの様子。こうして見ると、あらためてベゼルの狭さが際立つ。ベゼルの狭いスマートフォンは、やはり格好が良い
カメラアプリのUIの様子。こうして見ると、あらためてベゼルの狭さが際立つ。ベゼルの狭いスマートフォンは、やはり格好が良い


■有機ELを採用

 大型有機ELテレビでシェアを伸ばしているLG電子。今回は、その強みをスマートフォンに活かしたと言えるだろう。”漆黒の闇”というような黒を表現できるのが有機ELのメリット。実際に「V30+」でモノクロ動画を再生してみたが、なるほど確かに黒が美しい。解像度はクアッドHD(2880×1440ドット)となっている。

モノクロ動画を再生してみると、確かに黒が美しかった
モノクロ動画を再生してみると、確かに黒が美しかった


■エンタメも充実

 VRコンテンツ、映画、音楽など、エンタメを楽しむための機能も備えている。GoogleのVRプラットフォーム「Daydream」に対応しており、「V30+」購入者には、新型VRゴーグル「Daydream view」を提供するプレゼントキャンペーンがおこなわれる。ちなみにドコモの映像配信サービスdTVもDaydreamに対応する。ドコモの吉澤社長はその特徴について「まるで大きなスクリーンで見ているかのような臨場感が得られる」とアピールしていた。「V30+」を購入すれば、映画を楽しむ「シアターモード」、ゲームを楽しむ「360度モード」を利用して、VRコンテンツを楽しめる。

購入者を対象に、Daydream viewの最新モデルが提供されるキャンペーンが実施される。ゲームだけでなく、dTVもVRで視聴できるのが嬉しい
購入者を対象に、Daydream viewの最新モデルが提供されるキャンペーンが実施される。ゲームだけでなく、dTVもVRで視聴できるのが嬉しい


 高級オーディオブランドB&O PLAYのエンジニアとサウンドマスターが音質をチューニングしており、音楽も高音質で楽しめる。製品にはB&O PLAYのオリジナルイヤホンも同梱する。このほかMP3など圧縮されたデータ音源でも高いクオリティで聞けるよう、QuadDACによりノイズや歪みを削減するという。普段、聞いている音源がどのくらい変わるのか興味深いが、これについては会場の展示機で試すことはできなかった。残念。

製品にはB&O PLAYのオリジナルイヤホンを同梱。端末の背面にもB&O PLAYのロゴが記載されている。イヤホンジャックは上端にあり、下端にはスピーカーを配置
製品にはB&O PLAYのオリジナルイヤホンを同梱。端末の背面にもB&O PLAYのロゴが記載されている。イヤホンジャックは上端にあり、下端にはスピーカーを配置


■スペックの高さが際立つ

 「V30+」はVRコンテンツ対応とあり、やはり冬春モデルの中でもスペックの高さが際立っている。CPUはQualcomm MSM8998 2.45GHz+1.9GHzのオクタコア。RAMは4GB、ROMは128GBで、バッテリー容量は3060mAhとなっている。通信面では、4つの周波数を束ねたキャリアアグリゲーション4CAに対応した(サービスは2017年10月下旬から開始)。発売開始時から最新のAndroid 8.0を搭載。セキュリティ面では指紋認証、LG定番のノックコードに加えて、顔認証も搭載した。

冬春モデルの通信面について説明する吉澤社長。発売開始時から最新のAndroid 8.0を搭載しており、Googleの新サービスに期待する人にもオススメできる端末になっていた


 GoogleのDaydreamを楽しみたい人、ドコモの最高速通信を利用したい人、LGの有機ELディスプレイとカメラに興味がある人。「V30+」は、そんな人にオススメできる端末になっていた。気になるのは端末価格。これについてはドコモからの発表を待ちたい。
《近藤謙太郎》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top