iPhone 7から消えたイヤホンジャック!これからiPhoneで音楽を聴くときの注意点まとめ | RBB TODAY
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iPhone 7から消えたイヤホンジャック!これからiPhoneで音楽を聴くときの注意点まとめ

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iPhone 7はイヤホン端子を搭載しないアップル初のスマホでもある。iPhoneによる音楽リスニングはどこへ向かうのだろうか
  • iPhone 7はイヤホン端子を搭載しないアップル初のスマホでもある。iPhoneによる音楽リスニングはどこへ向かうのだろうか
  • 左右のイヤホンケーブルも完全に取り払ったAirPods
  • W1チップによりロングランバッテリーが実現された
  • Lightning端子仕様のEarPodsやアナログのイヤホン端子とLightningの変換アダプターがiPhone本体に同梱される
  • ノイキャンもできるJBL Reflect Aware
  • SOL REPUBLICなど様々なイヤホンメーカーが完全ワイヤレスタイプへ進出してくるだろう
 アップルが8日未明、「iPhone 7」を発表した。オーディオに関しても事前に海外の情報サイトなどが伝えていた通り、イヤホン端子が取り除かれてLightning、またはBluetoothワイヤレスによるリスニングスタイルが推奨される格好となった。今後、iPhoneで楽しむ音楽リスニングがどんな風に変わっていくのか、考察してみたい。

■さらば、イヤホン端子。Lightning/ワイヤレスに乗り換えよう

 まず最初に強調しておきたいのは、iPhone 7/7 Plusともに「Lightning-3.5mmイヤホンジャックアダプター」が同梱されるので、これまで使っていたお気に入りのワイヤードヘッドホン・イヤホンが使えなくなるという、既存のiPhone、Androidスマホユーザーに取っては「7」への買い換えのモチベーションが削がれる最悪のケースは免れた。

 ただし、当然ながらアダプターを介することになるので、外出先での音楽リスニングには備えるべきアイテムが一つ増えることになるわけだし、携帯中もケーブルが余計にぶらつく不快感は避けられないだろう。アダプターを忘れてしまうとアナログ接続のイヤホンだけが手元にあっても音楽は聴けなくなる。そこで、同じく新しいiPhoneのパッケージに同梱される「EarPods with Lightning Connector」を一緒に持ち歩くという“保険”をかけておいた方が良さそうだ。

 アップルがLightning接続による音楽リスニングよりも、本命として強調していた感じを受けたのが「ワイヤレス」だ。すでにワイヤレスイヤホンやヘッドホンを日ごろの音楽リスニングの愛機にしている方も多くいるだろう。それならば、音楽再生については特に別途投資をしなくても、お気に入りの製品がそのまま新しいiPhone 7でも使える。よりいい音を楽しみたいなら、ワイヤレスのイヤホンやヘッドホンはアップルが開発する高音質コーデックの「AAC」に対応しているものかを確認して選びたい。

■完全ワイヤレスのアップル純正イヤホン「AirPods」

 プレゼンテーションで一際スポットを当てて紹介していた製品が、完全ワイヤレスのイヤホン「AirPods」だ。通常、ワイヤレスイヤホンはプレーヤーとの間をつなぐケーブルが不要になっても、左右のイヤホンをつなぐケーブルは必要なものなのだが、AirPodsは左右のイヤホン間の音声信号を赤外線信号でつなぐことにより、安定した信号伝送を実現していると壇上では説明されていた。装着スタイルからして画期的なイヤホンなのに、16,800円(税別)というプライスは結構がんばったと言える。

 AirPodsのすごいところは2つある。ひとつはバッテリーの持続時間だ。イヤホン本体は1回の充電で最大5時間の連続リスニングが楽しめる。急速充電は15分で、最大3時間のリスニングをサポート。バッテリーケースに内蔵する充電で補えば、最大24時間の音楽リスニングに対応する計算だ。通常、左右が完全にワイヤレスなイヤホンは、本体を小型化しなければならないため、バッテリーの容積があまり取れない。従って、連続音楽再生のリミットはせいぜい2~3時間といったところに落ち着いている。キャリングケースによる充電を足しても15時間前後までという製品が多い。そこを比べるとAirPodsのタフさがわかる。アップルが独自に開発したオーディオデバイス向けの新チップ「W1」の高い処理能力がこれを実現しているようだ。パートナーであるBeatsのワイヤレスヘッドホン・イヤホンにもW1チップが展開されるようなので、同じくバッテリーの持ちの良さを特長とする製品になるかもしれない。
《山本 敦》
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