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ホンダジェット、引き渡しを開始

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顧客に引き渡されたホンダジェットの量産第一号機
  • 顧客に引き渡されたホンダジェットの量産第一号機
  • ホンダジェット量産1号機の初飛行の様子
  • 夜間の機能・信頼性試験を終え米国ジョージア州アトランタに戻ったホンダジェット
ホンダの航空機事業子会社、ホンダ エアクラフト カンパニーは12月23日、『ホンダジェット』の引き渡しを開始した。

ホンダ エアクラフト カンパニーは12月8日、米国連邦航空局(FAA)からホンダジェットの型式証明を取得。12月23日、同社の本社において、ホンダジェットの量産第一号機を引き渡した。

ホンダ エアクラフト カンパニーは、米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市に設立。現在、約54万平方メートルの敷地を有し、その工場でホンダジェットの量産を行っている。

また、ホンダエアクラフト・トレーニングセンターでは、専用のフライトシミュレーターを用いてホンダジェットのパイロット訓練を実施。さらにカスタマーサービスセンターでは、整備など各種アフターサービスを行う体制を整えた。

ホンダジェットは、主翼上面のエンジン配置や自然層流翼型、一体成型複合材胴体といった独自技術の採用により、クラス最高水準の最高速度、最大運用高度、上昇性能、燃費性能および室内サイズを実現した小型ビジネスジェット機。北米、欧州およびブラジルなど、合計11の拠点を通じて販売されている。

ホンダジェットの開発責任者であり、開発・製造・販売を担当するホンダ エアクラフト カンパニーの藤野 道格社長は、「ホンダジェットの引き渡しを開始することができとてもうれしく思う。ホンダはイノベーションを通じて、個人の移動に貢献することに全力を尽くしている。そして私たちは、ついに大空へのモビリティの提供を実現した。近い将来、多くのホンダジェットを世界中の空港でご覧いただけるように努力を続けていきたい」とコメントしている。
《森脇稔@レスポンス》
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