水木しげるさんが逝去。「硬膜下血腫」とは | RBB TODAY

水木しげるさんが逝去。「硬膜下血腫」とは

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水木プロダクションの発表
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 30日、漫画家の水木しげるさんが多臓器不全のため亡くなった。水木さんは、硬膜下血腫で緊急手術をうけていたとされるが、同じく漫画家の楳図かずおさんも2013年8月末と9月末に手術を受けている。

 「硬膜下血腫」とはどういった病気なのだろうか。身体の緊急時の対応に詳しい医学博士の坂本忍医師に話を聞いた。

 慢性硬膜下血腫は、頭部打撲により頭蓋骨の内側で脳を包んでいる硬膜と脳の間に、徐々に血がたまり血腫になったものをいう。高齢者に多くみられ、外傷を受けた直後は頭痛程度の症状しかないこともあり、気づかない人も多い。この後は時間をかけて血腫が作られ、激しい頭痛や嘔吐などの症状がみられるようになる。

 水木しげるさんの場合は、緊急手術を受けたとされるので、「急性硬膜下血腫」だと考えられる。脳挫傷を伴っていたのか、また静脈の断裂があったのかは不明だ。

 硬膜下血腫により脳が圧迫されると、身体に麻痺や言語障害が起こることもあり、最悪の場合昏睡状態に陥った末に死に至る可能性もある。血腫が小さく、症状が軽い場合は経過観察をすることもあるが、症状が重い場合は主にドレナージで頭蓋骨に穴を開けて血腫を除去する緊急手術が行われる。手術後の経過が順調な場合は、1~2週間で退院できるが、高齢者の場合は術後の回復が悪く、症状の改善がみられないこともある。症状が軽くなっていたにも関わらず、1か月前後に再出血する可能性も高い。

 1958年に漫画家としてデビューして以来、「ゲゲゲの鬼太郎」や「河童の三平」など数多くの妖怪漫画を発表し、親しまれていた水木さん。水木しげるさんの訃報に「残念でならない」「今まで素晴らしい作品をありがとう」などの声が絶えない。
《RBB TODAY》

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