■アジアなど海外進出も視野に サービスエリアは日本国内にとどまらない。大和田氏は「台湾やカンボジアのパートナーと協業についてディスカッションを進めながら、情報発信の場を拡大していく計画がある。当初はPCやスマホなどのブラウザにより動画を視聴する形態となるが、近くアプリ化も実現したい」とコメントした。 「アンカーパーソン.TV」では日本全国の地方活性化にも力を入れる。スチューデントアンカーによる地域自慢や、企業とのタイアップも視野に入れているという。また地方の情報を海外にも発信できるプラットフォームを整備したいとする大和田氏は、2020年の東京オリンピックに間に合うように機能拡張を急ぐ考えを述べた。 さらに大和田氏は「ターゲットは趣味嗜好が強く、ロイヤリティの高いクオリティユーザ、あるいは1日のスマホ使用時間が長い人々。今回、キャンパスナビTVと提携をした大きな理由は、スマホの使用時間が長い学生層を上手につかまえてメディアデータを獲得するため。レコメンド動画によって視聴者にアクションを起こさせて、引いてはビッグデータ解析につながる流れを作っていく。将来はIoTビジネスとしてもアンカーパーソン.TVを起爆剤にしていきたい」と今後の事業構想を描いてみせた。 キャンパスナビTVはゲッティグループが持つ学生コニュニティへのチャンネルを活用し、学生向けメディアやプロモーション事業を展開する企業。代表取締役である山下静香氏は、「海外旅行者にもっと日本に関心をもっていただき、日本に足を運んでもらえるような情報をアンカーパーソン.TVから発信していきたい」と語る。サービスを海外向けにも拡大していくことで、日本の今のアクティブなニュースを世界に届ける。ミスキャンパスが地方の見所を紹介するプロモーションコンテンツの制作にも意欲を示している。 説明会には「アンカーパーソン.TV」のスチューデントアンカーを担当するミスキャンパスたちが列席。イメージキャラクターの“アンディ”や、サイトのタイトルロゴやBGMの作曲を担当したミュージシャンの柏原収史氏らも駆けつけ、イベントを盛り上げた。