【インタビュー】新サービス「インテリジェント ホーム」を業界全体に普及させたい!……イッツコム | RBB TODAY

【インタビュー】新サービス「インテリジェント ホーム」を業界全体に普及させたい!……イッツコム

ブロードバンド 回線・サービス

代表取締役社長・市来利之氏(3月インタビュー当時)
  • 代表取締役社長・市来利之氏(3月インタビュー当時)
  • 代表取締役社長・市来利之氏(3月インタビュー当時)
  • スタッフのみなさんと
 地域密着型のケーブルテレビ局として、東急線沿線のユーザーに支持を得ているイッツ・コミュ二ケーションズ。今年になってからも、いくつかの新サービスをスタートさせた。インターネットユーザーの投票によりブロードバンド時代のベストサービスを選ぶRBB TODAY編集部の「ブロードバンドアワード 2014」において、関東地域における「ベストキャリア」および「サポート部門最優秀」、東日本地域の「ベストテレビサービス」、そして「継続意向率NO.1」と多くの賞を受賞。ここでは代表取締役社長・市来利之氏(3月インタビュー当時)に今後の戦略を含めた話を訊いた。

●ユーザー満足度とコミュニケーションを高める施策

――まずこれまでの貴社のサービス展開に対するトピックについて教えてください。

市来氏:2014年1月1日より、月々500円の有料サポート「イッツコムとことんサポート」の提供を始めました。専用電話とPCのリモートサービスによって手厚いサポートを行うものです。テレビがデジタル放送に移行したときも我々のサポートは好評でしたが、すでにとことんサポートサービスは8,000世帯(2015年2月末)が加入している状況です。

 また、限定的な商品ですが、家電の販売も始めました。これは、お勧めのものをそれぞれ2、3種類ぐらいに絞った「イッツコム セレクト」です。決して商品を売って儲けようとしているのではなく、どういった製品を選べばよいのか分からないお客様に向けて、ノートパソコンやテレビ、プリンターなどを推奨するイメージです。テレビについては、この春にデジアナ変換サービスの終了にあわせて、アナログテレビを買い替える最後のユーザー向けにお勧めをセレクトしました。高齢者向けに、手元でテレビの音声を楽しめるワイヤレススピーカーもご用意しました。

 このように、昨年はお客様のために何でもやろう! という方向性を打ち出してきましたが、その一方で、まだお客様とのコミュニケーションが足りないと感じており、ご契約者様全員を対象にした無料の情報誌「iTSCOM Life-Communication Magazine-」という冊子を昨年秋に創刊しました。

 以前より展開していた東急沿線の素敵なお店やサービスをお得な価格でご利用いただける共同購入型のプレミアムチケットサイト「PONiTS(ポニッツ)」のブランドで、全国のご当地グルメお取り寄せ専門のショッピングサイト「ポニッツショッピング」も始めました。我々らしさを引き出すために、ケーブルテレビ各社と手を組んで、あまり流通していない地元の良いものを番組に流してネットで売るようになりました。たとえば富山の「幻の白エビ」など、全国各地の良いものをラインアップに加えています。

●新サービス「インテリジェント ホーム」をスタート!

――今年から始まったり、スタートする施設やサービスも数多くありますね。

市来氏:ええ。かねてからお伝えしておりましたが、この4月24日から本社の二子玉川駅近隣に「iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ」がついにオープンします。全5台のカメラ、編集システム、副調整室などの本格的な放送設備があり、約440平米のスタジオや多目的広場として利用できるスペースです。4Kカメラ、4K対応プロジェクタのほか、施設正面には200インチ以上の大型デジタルサイネージも設置され、いろいろな仕掛けができると思います。たとえばPONiTS関連の物産展を開いたり、ファッションショーや新車発表会、コンサート、記者発表会など、我々のコンテンツとの連動も可能になるでしょう。

 もう1つの目玉はスマートフォンやタブレットを使って外出先から家の中の様子を確認し、見守りなどに役立てることができるスマートホームサービス「インテリジェント ホーム」という新サービスです。これは今年の2月1日からスタートしました。家の中の「便利・快適・安心」を提供するもので、見守りサービス、セキュリティサービスのほか、家電コントロール、ヘルスケア、電力管理などに対応するインフラとなるものです。これまで単発では各社でも同様のサービスは提供されていましたが、これら全部がインフラとしてそれぞれと連携することができるサービスはありませんでした。すでに米国では3~4年前から総合的なサービスが始まっており、かなりの勢いで普及しています。そういった流れを日本でもつくりたいと思い、我々が先鞭をつけました。これらは米国でデファクトスタンダードになっている規格を持ってきたものです。

 「インテリジェント ホーム」は、いろいろなデバイス(機器)と連携できるのですが、最初はIPカメラや、ドア・窓センサー、モーションセンサー、家電コントローラ(5月予定)、電子鍵(8月予定)などから順次ご提供する予定です。ほかにもお風呂の制御やペット関連など、いろいろなことに活用できる機器が将来的にどんどん開発されていくでしょう。今年のCESでもスマートホーム関連の製品が数多く出展していました。

 このサービスのよい点は、メーカーの壁がないことに加えて、各種デバイスがセンター側とつながっていることです。そのため、プライバシーに関わらない部分で家の状況が把握できます。これが一人暮らしの女性や、小さいお子様やペットがいる方に受けているようです。また電池で動いているデバイスの電池残量が少なくなれば、それをメールで通知することもできます。さらにデバイスのスケジューリングが可能で、ドアが開いたらメールを送ったり、逆に夕方4時までに子供が帰って来なかったら、親がメールを受けるようなことも実現できます。

 この先に期待されているものとしては、ウェアラブルデバイスとの連動も考えられます。ヘルスケア系のデバイスを家族が装着すれば、誰かが具合が悪くなってもすぐに状況を把握できます。あるいは家族が寝ているか起きているか、その状態もわかります。もし全員が寝ているのに電気がつきっ放しであれば、電源を自動的に消すことも可能です。独居老人で、部屋が暑くて熱中症になる方もおられます。部屋の温度を監視し、自動的にエアコンをオンにしたり、体の具合が悪くなったらメールで知らせることも可能になるでしょう。そういう意味でデバイスが増えてくれば、どんどんサービスが広がってくると思います。
《井上猛雄》

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