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大学向けビジネスが拡大傾向…アウトソーシング需要高まり

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主な大学向けビジネス分野別市場規模・トレンド
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 矢野経済研究所は1月9日、「大学向けビジネス市場に関する調査結果2014」を発表した。大学法人は経費削減のため、中核業務以外はアウトソーシングを行う傾向にあり、大学向けのビジネスは全般的に拡大しているという。

 同調査は、大学法人、および大学を主たるクライアントとして営利事業を行っている大学法人出資の収益事業法人、大学向け広告・就職支援事業者、大学向け人材派遣事業者、図書館業務委託事業者(書店)などを対象に実施。調査期間は2014年7月~11月。

 大学向けビジネスで、過去3年間に市場規模が拡大傾向にあったサービス分野は「人材派遣サービス」「文書管理・ドキュメンテーション」「広告・学生募集支援」「キャリアセンター・就職支援サービス」「資格取得支援講座」など。アウトソーシング需要が高まり、その受け皿となっているビジネスが成長しているためであるという。

 2013年度の大学向け人材派遣市場の市場規模は約230億円、大学向け広告・学生募集支援の市場規模は約440億円、大学向けシェアードサービス市場の市場規模は約365億円で、いずれの市場も拡大傾向にあるという。

 今後は、少子化により将来の学生数の減少が推測されるなか、有名ブランド大学を除いては厳しい経営環境となることが予想される。大学内の限られた経営資源とノウハウだけでは、ますます対応が難しい状況となるため、アウトソーシングへの依存度は高くなると同研究所では推察している。

大学向けビジネスが拡大傾向…広告の市場規模は約440億円

《工藤めぐみ》
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