スマートフォンのアプリが急速に数を増やす中で、開発を担うエンジニアやインテグレーターへの負担が増えているという。そこで注目を集めているのがPaaSやBaaS、MBaaSといったアプリ開発と運営のバックグラウンドをフォローするサービスだ。MBaaSサービス「Kii Cloud」を提供するKii株式会社の代表取締役会長 荒井真成氏に話を伺った。■Kii Cloudでアプリ開発期間を3分の1に短縮--- 「Kii Cloud」はMBaaS事業と伺っていますが、その魅力を教えてください。荒井:PaaSにはソフトウェアとミドルウェア、OSまでがそろっていますが、それを組み合わせてサーバー側にロジックを作るのは開発者の仕事でした。しかし、我々はアプリの開発者に対して、その運用に必要となるサーバー機能をクラウドで提供しています。例えば、ユーザー登録の仕組みをアプリに実装する場合には、弊社のSDKをダウンロードして、各サーバー機能に対して数行のコードを書くだけで実現できます。後は、アプリの機能、ユーザーインタフェースに開発の時間を集中し素早くアプリを作ることができます。--- サーバーの運用については、開発者にどのようなメリットがあるのでしょうか?荒井:まず、専属のサーバー運用者が必要がなくなります。ローンチ後にアプリの通信量が急増した場合にも自動的に対応されるので、開発者の方がスケーラビリティについて考える必要は一切ありません。--- 「Kii Cloud」を利用することでプロジェクトはどのような恩恵を受けられるのでしょうか?荒井:開発者の方にとって「Kii Cloud」を導入する目的は大きく3つあります。アプリの開発を加速させ、運用の人的コストを減らし、開発費用やメンテナンス費用を抑えることです。また、複数のアプリを同時展開する場合には、「Kii Cloud」でバックグラウンドを共有することで、さらにサーバーの運用を効率化できます。通信のピークタイムはアプリの性質によってバラバラですが、複数のアプリでならしてみればある程度まで平均化できるので、結果としてトータルコストは大きく下がります。--- 「Kii Cloud」の需要はどのようなアプリで増えているのでしょうか?荒井:モバイルアプリの世界では、B to C(Business to Consumer)とB to E(Business to Employee)の2つが急激に数を増やしています。このうち、B to Eについてはスマホを使って従来のオペレーションを一変、効率化させるため、その導入がようやく始まったばかりです。その中で様々なB to Eアプリを横串で開発運用できる「Kii Cloud」が徐々に注目を集めはじめています。
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