荒井:スマートフォン向けのモバイルアプリが急増したため、システムインテグレーターや開発会社には、多いところで月に40本ぐらいの開発依頼が来ていると聞きます。日本ではモバイルサービスというと昔はブラウザーで提供されていたため、ネットワーク関連のエンジニアは多いのですが、モバイルアプリを触れる開発者は多くありません。そのためリソースの取り合いになっているのが現状ですが、「Kii Cloud」を利用すれば、例えば、従来は3ヵ月必要だった開発期間を1ヵ月に短縮できます。また、アプリ開発者の不足は世界規模で起きていますが、その中でもMBaaSの利用がいち早く進んでいるのがアメリカです。特にB to Cについては、MBaaSを利用するのが絶対という認識になりつつあります。アメリカはスタートアップが多いので、小規模の開発現場ではバックグラウンドの人員がどうしても不足してしまいがちです。そこに注力するぐらいなら、例えばゲームのスタートアップならゲームのキャラクターを良くした方が絶対に売れるアプリができるでしょう。