新機能「2画面ワイプ撮り」の実力は?……パナソニック「HC-W850M」を試す 3ページ目 | RBB TODAY
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新機能「2画面ワイプ撮り」の実力は?……パナソニック「HC-W850M」を試す

IT・デジタル デジカメ
パナソニックのビデオカメラ「HC-W850M」
  • パナソニックのビデオカメラ「HC-W850M」
  • 液晶パネルを閉じたところ
  • 側面に電源アダプター入力、ヘッドホン出力を備える
  • 本体パネルの内側。Wi-Fi機能や傾き補正機能の呼び出しボタンはこちらに配置した。microUSBやHDMI端子も設けている
  • 天面に5.1chサラウンドマイクとNFCのセンサーを配置
  • モニターのフレームに回転式のサブカメラを設けた
  • カメラを回転したところ
  • リアにバッテリーパックを装着する
■スマホアプリによるリモート操作のレスポンスも快適

 Android/iOS対応のスマートフォンアプリ「Panasonic Image App」を活用すれば、スマートフォンを使ってビデオカメラのコントロールがWi-Fi経由でできるようになる。こちらの機能も使い勝手を試してみた。

 スマートフォントとビデオカメラはWi-Fiダイレクトで接続ができる。対応するスマートフォンであればNFCによるワンタッチペアリングができるので便利だ。NFCを使わない場合は、本体パネル内側の「Wi-Fi」ボタンを押すとモニターに表示される「リモート操作」を選択。スマートフォンアプリのImage Appを起動するとカメラのレンズが捉えている映像のモニター表示と、コントローラーのアイコンが表示される。アプリのコントローラーは撮影開始/停止やズームなどアイコン操作のレスポンスがとても良く、モニターの表示も遅延がない。スマートフォンアプリの完成度も非常に高いと言えるだろう。

 ビデオカメラを宅内のルーターに接続して、外出先からスマートフォンを使ってLTE/3G経由でビデオカメラにアクセスして、ネットワークモニター機能が利用できる。例えば「ベビーモニター」「見守り」などの機能は自宅に暮らす家族の様子を外出先から確認するのに便利な機能だ。

 ほかにもパナソニックの動画共有サイト「LUMIX CLUB Picmate」と「Ustream」と連携して、カメラで撮っている動画をライブ中継できたり、カメラで撮影した映像や写真をスマートフォンで編集してSNSにアップロードしたり、多種ネットワーク系機能が充実している。

別売アクセサリーと組み合わせてビデオ撮影の楽しみを広げることもできる。台座のかたちをした“リモートパンチルター”「VW-CTR1-K」にビデオカメラを装着すれば、スマートフォンからリモート操作しながら周囲を自動撮影できる。台座は352度のパン(回転)、30度のチルト(傾き)に対応。「パーティーオートモード」では、ビデオカメラの顔認識機能を使って人物を追従。賑わうパーティー会場の様子をカメラマンなしで自動撮影して楽しめる。「追っかけモード」を使えば、小さな子供やペットなど被写体の動きを自動で追従しながら自然な表情を撮ることができる。

 ほかにも「Qi」規格に準拠するワイヤレス充電にも対応。別売のワイヤレス充電パッド「QE-TM101-W」にビデオカメラ本体を置くだけで簡単に充電ができる。


■ビデオカメラだから撮れるハイクオリティな映像

 これだけ豊富な機能を詰め込みながら、コンパクトサイズを実現していることが本機の最も大きな魅力の一つだ。撮影時質量も約362gと軽く、片手持ちでのグリップ感はとても良い。カラーバリエーションはブラック/ホワイト/ブラウンの3色で展開する。

 本体メインレンズの下側にはマルチマニュアルダイヤルを搭載。ダイヤルボタンを操作しながら映像のシャープネス、色の濃さや明るさ、ホワイトバランスの微調整など設定を切り替えて、こだわりの画質設定で動画を記録できる。

 ホーム用のビデオカメラにも4K化の波が押し寄せている。プロなみの高画質記録ができるハイスペックモデルの競争が激化する一方で、多くの一般ユーザーは「簡単に楽しく高精細な動画が撮れる」ビデオカメラを求めているはずだ。パナソニックのビデオカメラのラインナップの中で、高機能スタンダードモデルに位置づけれる本機は、まさに多くのユーザーが期待する「撮りたかった映像が、撮れるビデオカメラ」だと実感した。

 スマートフォンなどで、日常の何気ないシーンを手軽に動画でブックマークできるようになったけれど、撮れた映像に物足りなさを感じている方も多いだろう。ビデオカメラで撮った映像は大画面テレビで鑑賞しても破綻が無いほど高画質なので、ディスクなどに残して長く楽しみたくなるはずだ。

夜景を撮影


ナイトモードの実験(切/カラー/赤外線の順)
《山本 敦》
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