エネルギーを視覚化する森万里子展 1月5日まで | RBB TODAY
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エネルギーを視覚化する森万里子展 1月5日まで

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エネルギーを視覚化する森万里子展、ルイ・ヴィトン表参道で開催中
  • エネルギーを視覚化する森万里子展、ルイ・ヴィトン表参道で開催中
  • 「エネルギーの果てしない再生」をテーマとした8点の作品が展示される
  • 「Renew Sculpture 」
  • アクリルでできた「Birds 」。光によって様々な表情を見せる
  • スパイラル状の3本は人が近づくことで色が移ろう
  • 「Butterfly」
  • 森万里子氏
ニューヨークを拠点に、世界的に活躍する日本人アーティスト森万里子による「Infinite Renew(無限の再生)」展が、9月28日より表参道のエスパス・ルイ・ヴィトン東京で開催されている。

「エネルギーの果てしない再生」をテーマとした8点の作品(うち3点はエスパス・ルイ・ヴィトン東京がサポートして制作されたもの)が展示される。今回の展覧会について、森万里子氏は「『Infinite Renew(無限の再生)』展は、絶えることのないエネルギーの再生という概念の再認識を試みるものです。ここで紹介する一つひとつの立体作品では、サイクリック宇宙論を通して私達の存在自体が内在するシステムを視覚化しました」と語る。

会場に入りまず目を引くのが、スパイラル状の3本の彫刻。そのスパイラルは床から天井の鏡に向かって伸び、まるで宇宙空間へ無限に伸びていくかのように設置されている。天井に備え付けられたカメラとLEDディスプレイは人の動きを察知し、スパイラルに投影する光がパープルやグリーンに変化するインタラクティブな作品だ。

会場エントランス付近には、輪廻転生を象徴するメビウスの帯のような「Renew Sculpture I」「Renew Sculpture II」と「Butterfly」の彫刻シリーズが展示されている。「Butterfly」は2013年ヴェネツィア・ビエンナーレの特別プロジェクトとしてフェニーチェ劇場で上映されたオペラ「蝶々夫人」の舞台装置をそのまま縮小したもので、蝶々夫人の魂の再生を表現している。

会場のポケットのような場所には、彼女の夢に出てきたという、つがいの鳥を表す「Birds II」が置かれる。他の作品とは異質に見えるが、個人的な体験に基づくアニメーション「Alaya」と共に、「見えることのない何か」に関連した作品だ。「Alaya」は、本展と連動するかたちで、ニューヨークのアートギャラリー、Japan Society Galleryで開催される森の個展「Rebirth: Recent Work by Mariko Mori」(10月11日から2014年1月12日)で上映予定(上映期間は10月7日から10月13日)。

絶えることのないエネルギーの再生を感じさせる幻想的な空間で、森万里子がいう「目に見えないエネルギーの視覚化」を体験してはいかがだろう。


【イベント情報】
「Infinite Renew(無限の再生)」展
会場:エスパス・ルイ・ヴィトン東京
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5ルイ・ヴィトン表参道ビル7 階
会期:2014年1月5日まで
時間:12:00から20:00
入場無料  

エネルギーを視覚化する森万里子展、ルイ・ヴィトン表参道で開催中

《Yuri Yokoi》
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