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夏モデルスマートフォン、主要モデルのカメラ機能を比較する!

IT・デジタル スマートフォン
ハードウェアスペック表
  • ハードウェアスペック表
  • GALAXY S4 SC-04E
  • Xperia A SO-04E
  • AQUOS PHONE ZETA SH-06E
  • iPhone 5
■標準カメラアプリの特殊撮影機能で比較

 Androidスマートフォンの搭載するカメラアプリは、各メーカーが独自に開発しているため、基本的な撮影機能に加えて、独自の機能も搭載されている。

 まず、モノクロやセピアなどの色調で写真を撮ったり、ピンぼけ風にボカシ処理を加えることでミニチュアっぽく撮影する機能は、多くのAndroidスマートフォンが搭載していて、iPhoneも今秋提供の次期iOSで標準搭載される予定だ。しかしこのくらい単純な画像加工処理だと、専用のアプリもダウンロードできるので、スマートフォンのカメラを比較する上では、実はあまり重要な機能ではない。

 カメラを横に動かしながら連続撮影した写真を一枚につなげる、いわゆるパノラマ機能は、今回ピックアップした全機種が対応している。

 GALAXY S4は、パノラマ以外にも、いろいろな連写を使った特殊撮影モードを搭載している。たとえば「ベストフェイス」モードは、集合写真を撮るとき、複数の写真を撮影し、写っている人それぞれのベストな表情を別々の写真から切り出し、1枚に合成するという機能だ。 「ドラマ」モードは、連続撮影した写真から動いているものを切り出し、1枚に合成してくれる。逆に「消しゴム」モードでは、連続撮影した写真から、動いている人を消去し、たとえば街角で記念撮影をするとき、背景に知らない人が映り込んでしまうのを防ぐことができる。

 変わったところでは、GALAXY S4とAQUOS PHONE ZETAは、音声でシャッターを切れる機能がある。シャッターを切る瞬間に画面にタッチする必要がないので、手ぶれを防ぎやすいという機能だ。

 このほかにもGALAXY S4は、アウトカメラとインカメラを同時に利用する「デュアルカメラ」モードというものもある。アウトカメラで撮影する風景の中に、インカメラで撮影した自分の顔をフレームに入れ、1枚の写真にして撮ることができる。2つのカメラを同時に利用するというのは、ハードウェア的にも特殊な設計が必要なようで、ほかのスマートフォンにない珍しい機能となっている。

■撮ったあとの写真管理機能も重要

 撮影した写真を管理するためのアプリも、各メーカーのオリジナルアプリが搭載されている。見逃しがちなアプリだが、撮った写真を楽しむという点では、けっこう重要なポイントでもある。

 たとえばAQUOS PHONE ZETAは「おまかせアルバム」という独自アプリを搭載している。このアプリでは、写真のデータを自動解析し、顔識別による人物別やイベント別、撮影地別に写真を表示する機能がある。

 GALAXY S4は「ストーリーアルバム」という独自アプリを搭載している。こちらも写真のデータを自動解析し、人物や撮影時間、撮影場所からアルバムを自動作成してくれるという機能を搭載している。また、ストーリーアルバムはアメリカの「Blurb」という企業と連携していて、アプリ内から実際のフォトブックを注文することもできる。自動で写真をレイアウトしてくれるので、慣れない人でもなかなか本格的なフォトブックを作成可能だ。

 iPhone 5の「写真」アプリは、パソコン、とくにMacとの連携が重視されていて、たとえば人物識別機能は、Macの写真管理アプリで処理するようになっている。スマートフォンだけで完結しないのがちょっと不便だが、デジカメで撮影した写真をiPhone 5にコピーして閲覧するような使い方には適している。

■アプリで追加できない機能に注目!

 スマートフォンは、アプリであとから機能を追加することができる。とくにiPhoneの場合、標準のカメラアプリの機能が乏しいかわりに、Androidスマートフォンに比べると、ストアからダウンロードできるカメラアプリが充実している傾向がある。

 しかし、たとえアプリを追加しても、たとえば画素数は増えないし、光学式手ぶれ補正のようなハードウェア依存の機能は追加できない。また、ソフトウェアの機能でも、たとえばシーン別撮影機能や連写合成機能などは、ソフトウェアとハードウェアの連携が必要なので、メーカー製以外のカメラアプリでは実現しにくい。こうした機能もチェックするべきポイントとなる。

 これらの機能は、すべてがカタログに記載されているわけではない。スマートフォンをカメラで比較して選ぶときは、あらかじめ「これは使いたい」と思う機能をピックアップして、購入前に店頭で実機を触るときなどに、その機能があるかどうか、使いやすいかどうかなどをチェックするのがおすすめだ。
《RBB TODAY》
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