【Interop 2013 Vol.48】Tizen OS、アプリ審査は比較的緩やかな基準で……ドコモ基調講演 | RBB TODAY
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【Interop 2013 Vol.48】Tizen OS、アプリ審査は比較的緩やかな基準で……ドコモ基調講演

エンタープライズ モバイルBIZ
Tizenアソシエーションでチェアマンを務める、NTTドコモの杉村領一氏
  • Tizenアソシエーションでチェアマンを務める、NTTドコモの杉村領一氏
  • 世界的にみるとチャイナモバイルは契約者数が7億人を超えている
  • Tizenの語源は、Tie(繋ぐ)、Rise(昇る)、Zen(禅)を組み合わせたもの
  • Tizenはスマートフォンだけでなく、テレビやカメラ、IVIなどでの利用も想定されている
  • Tizenの特徴はオープンソースでマルチデバイス対応なことだという
  • NTTドコモでも今年の下半期にTizen OSを搭載したスマートフォンを発売予定
 Interopでは13日、Tizenアソシエーションでチェアマンを務める、NTTドコモ マーケティング部 戦略アライアンス担当の杉村領一氏による基調講演が行われた。

 会場ではまずグローバルマーケットにおけるNTTドコモのユーザー数を公表。今後はグローバルでの発言力を高め、世界のマーケットに価値を提供できるようなサービスの提供が必要とされていると述べた。

 その上で、Tizenでは標準化されたHTML5を中心として、クロスデバイスで利用できるサービスを提供していく。リナックスファウンデーションで進められているオープンソースプロジェクトの公式ページから、すべてのソースとドキュメントを入手できるオープン性の高さ。加えて、HTML5はインターネットとの整合性が良く、クラウド経由でさまざまなサービスをカメラやプリンター、IVI(車載インフォテイント)にも提供できるという。

 また、アプリの開発者向けではすでにSDKなどを配布しているが、同時にネイティブウェアについても開発可能な環境を提供していくとした。これによって、HTML5とネイティブの両方のレイヤーを作りこめるようなアプリを開発することが可能となる。また、アプリの審査についても申請から3日後には結果を報告できるような、スピーディーな審査体制を確立する予定。公序良俗に反しない限りは、比較的に緩やかな基準で審査を行っていく方針だ。

 なお、Tizen向けのアプリは公式のTizen Storeのほか、パートナー会社でも独自のストアを提供していくことになるという。これによって、ローカルに販売店を持つ会社が、顔の見えるサービスを提供できるようになるとのこと。

 これらを受けて、ドコモでも今年の下半期にTizenを搭載したスマートフォンを発売する計画だ。Tizen向けのアプリについてはdメニューにて提供。ほかにも、「おサイフケータイ」や「ドコモあんしんスキャン」など、主要サービスについては順次Tizenへの対応を進めていく予定となっている。


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《丸田》
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