【インタビュー】『オブリビオン』コシンスキー監督……見たことのない世界を | RBB TODAY
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【インタビュー】『オブリビオン』コシンスキー監督……見たことのない世界を

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『オブリビオン』 (C) 2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.
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 地球外の知的生物と人類が出会うとき---。東宝東和配給にて5月31日より公開される近未来アクション映画『オブリビオン』。監督は『トロン:レガシー』に続いて本作が長編2作目の新鋭、ジョセフ・コシンスキーだ。コシンスキー監督に『オブリビオン』ついて尋ねた。


--- まず印象的なのが、ポスターや予告編でも見られる、エイリアンに攻撃され荒廃した地球、黒い砂に埋もれた廃墟です。

コシンスキー --- 製作の初期に科学者を集めてミーティングを開いて、エイリアンが地球を攻撃するとしたら、いったいどのようなことをするかを検討しました。その結果、地球のリズムやバランスがくずれ、プレートが移動し地震が発生したりしてああなったというわけです。

--- トム・クルーズの起用は監督自らの希望だそうですが、その理由は?

コシンスキー --- 実は11歳のときに『トップガン』を見て以来、彼のファンなんです。どんな監督と仕事をしてきたかなども見守ってきました。『オブリビオン』を実現するため(編注:原作はコシンスキー自身)資金を集めるのに、有名なスターの起用が必要でした。さらにクルーズは演技もできます。トムは両方を備えた人材です。

--- 『オブリビオン』は『ウォーリー』との類似性が指摘されたり、また『2001年宇宙の旅』と比較されたりもします。

コシンスキー --- 両方とも大好きな作品ですよ。まず『ウォーリー』については初期の設定が類似しているだけで、まったく別の内容です。優れた作品と比べられることは気になりません。『オブリビオン』では、地球人と地球外の知的生物との出会いは、複雑な体験になるだろう、という考えがあります。“緑色の肌をした宇宙人が円盤から出て来る”だけではすまないと思うのです。

--- 監督は長年CG製作を手がけてきて、最初の監督作品は『トロン:レガシー』でした。SF映画を手がけるようになったのは、CG技術を習得した自然な流れですか。今後手がけてみたい分野はありますか。

コシンスキー --- 私はまさしく「スターウォーズ」世代です(編注:コシンスキー監督は1974年生まれ、『スターウォーズ』シリーズ第1作は1977年)。『2001年宇宙の旅』や『ブレードランナー』が好きで、『ソラリス』といった知的な作品も好きです。もともと私はプロダクトデザインを勉強し、建築を勉強していたときにCGソフトウェアに出会いました。それが映画を手がけるきっかけだったのです。SFは誰も語ったことのない物語や世界を作るチャンスですね。

いま進行中の企画は、SFでは『ブラックホール』(1979年)のリメイクと、『トロン:レガシー』の続編の2本、SF以外でもいくつかあります。ここしばらくは、情熱をもてる作品なら何でもやりたいですね。


<『オブリビオン』ストーリー> 地球はエイリアンによって壊滅、人類は他の惑星へ移住したが、ジャック(演:クルーズ)はひとり残り地球を監視している。ある日、ジャックは墜落した宇宙船で女性ジュリア(演:オルガ・キュリレンコ)を救助、ジュリアは会ったことのないはずのジャックの名を呼んだ。そしてジャックは謎の男ビーチ(演:モーガン・フリーマン)に拘束される。
《高木啓》
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