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外出先で歯を磨けない! 丈夫な歯を保つ秘訣と水分補給の意外な関係とは?

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レジャーでおでかけ。歯を磨けない時には水分で口を湿らすだけでも
  • レジャーでおでかけ。歯を磨けない時には水分で口を湿らすだけでも
  • 監修にあたった歯科医師の丸山和弘先生
 いよいよレジャーシーズン到来、アウトドアなどで食後に歯を磨くことが難しい場面もあるだろう。キリン「アルカリイオンの水通信Vol.8」では、水を飲むだけで虫歯の予防が期待できると紹介している。

■口内が酸性だと虫歯や酸蝕歯になりやすい

 そもそも歯を痛める原因としてはどんなことが考えられるのであろうか。歯を痛める原因として一般的に知られているのは「虫歯」だが、酸蝕歯という別の症状によって歯が溶けるケースも数多く見られる。虫歯はプラーク(歯垢)が虫歯原因菌の棲家となり、その原因菌が酸性物質を発生して歯を痛める。一方、酸蝕歯というのは酸性の飲食物そのものが歯のエナメル質を溶かして歯を傷つける。虫歯でなくても歯を溶かすことがあるのだ。

 このことからわかるように、口内が酸性に傾いていると歯に悪影響が出る。歯を痛めにくくするには、1.口内環境をpH6.8~7.2(中性±0.2)に保つこと、2.唾液を活発に出すこと、3.プラークをなくすことの3点が大切になる。

 人間の口に飲食物が入ると、食べ始めて3分後には急激にプラーク内部やプラークが付いている歯の表面が酸性化し、歯の表面が柔らかくなる。そこで酸を中和する働きを持つ唾液が分泌され、口内を中性に近づけようとする。同時に、唾液にはカルシウムを補う(再石灰化する)役割があり、柔らかくなった歯の簡単な修復を試みる。この修復や中和には時間がかかるが、1回の飲食ごとにきちんと口内環境を整えれば酸蝕歯の心配はかなり低くなる。

■食事中や直後にできる歯の健康対策は「唾液をよく出す」

 しかし、食後すぐに歯磨きをすると、柔らかくなっている歯を傷つけてしまうこともある。となると、食事中や直後にできる歯の健康対策は「中和を促し」「唾液をよく出す」ことに尽きる。優れた保護剤とも言える唾液。しかし唾液が口内を十分に中和するのにはだいたい40分以上かかる。また、唾液は就寝前と起床直後、体内の水分が減った時や代謝が落ちた時などには分泌が減ってしまう。これら「口の中が乾いている(唾液が少なくなっている)」ときは、虫歯や酸蝕歯にかかりやすい状態とも言えるため、積極的に唾液を分泌させるよう心がけるのがいい。

■口内乾燥は歯に大敵! こまめな水分補給で脱水状態を防ぐ

 唾液を十分に出すには、まず生活リズムを整えることが大切。また、こまめな水分補給で脱水状態を防ぐのもおすすめだ。口内の酸性化を防ぐため、食間は酸性飲料の摂取を避けて水やお茶で水分補給するといい。ただし、お茶の種類や摂取量によっては、ステインで歯が着色することもある。pHが中性からアルカリ性で着色要素もない水は、「歯にとって優しい飲み物」なのだといえる。

■歯科医師の丸山和弘先生「『口が乾いたら』水分補給するようにしましょう」

 今回監修にあたった歯科医師の丸山和弘先生は、「虫歯の原因となるプラークを取り除くには、口内環境が良い(唾液が十分分泌されている、緩衝作用でpHが元に戻っている)状態でしっかり歯磨きするしかありません。口内環境が良ければ、酸蝕歯の予防にもつながります」としたうえで、「近年は、唾液が少ないドライマウスの人が増えている。『のど』ではなく『口が乾いたら』水分補給するようにしましょう」と呼びかける。
《RBB TODAY》
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