【インタビュー】リンクシェア飯田社長&MediaForge CEO Tony Zito……オムニチャネル対応を推進 | RBB TODAY

【インタビュー】リンクシェア飯田社長&MediaForge CEO Tony Zito……オムニチャネル対応を推進

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リンクシェア・ジャパン 代表取締役会長 兼 社長 飯田恭久氏
  • リンクシェア・ジャパン 代表取締役会長 兼 社長 飯田恭久氏
  • 米MediaForge社 CEO Tony Zito氏
  • LinkShare Symposium Tokyo 2013の模様。日本、米国、カナダ、イギリス、オーストラリアで開催されるグローバルなイベントだ
  • LinkShare Symposium Tokyo 2013
  • LinkShare Symposium Tokyo 2013
  • LinkShare Symposium Tokyo 2013
 リンクシェアは2月22日、パフォーマンス・マーケティングにフォーカスをしたカンファレンス「LinkShare Symposium Tokyo 2013」を開催した。リンクシェア・ジャパンの飯田恭久氏および米MediaForge社のTony Zito氏の両氏に単独インタビューを敢行したので、以下にその内容についても抜粋してお伝えしよう。

--- 今回、MediaForge社を買収した狙いは何ですか?

飯田氏 リンクシェアは、アフィリエイトネットワークを長らく提供してきました。アフィリエイトによるマーケットチャネルは現在も成長していますが、まだ獲得できるお客様がたくさんいます。これまでカバーできなかったお客様をいかに獲得していくか、リターゲティングやリマーケティンングも一般的になっていますが、アフィリエイト以外のソリューションと組み合わせることで、より高い付加価値を出していくことが必要です。このような取り組みが、すでに米国では少しずつ始まっています。そこで我々もビジネスを補完するためにリターゲティングのアフィリエイトネットワークを探していました。

一般的なコンシューマーパネルでは、認知→興味・関心→比較・検討→購入というプロセスを踏みますが、アフィリエイトが得意とするのは最後のクリックの部分です。どこの広告経由でモノを購入したのかをトラッキングします。MediaForgeのソリューションはアフィリエイトより上位のレイヤーに位置するものです。そのため、いままで我々が取りきれなかったお客様へのリーチを広げていけるわけです。

--- MediaForge社の技術を加えることで、クライアント側にどのようなメリットが出ますか?

飯田氏 クライアントから見ると、従来まではどれがアフィリエイトの成果で、どれがバナー広告の成果か? それらの効果を比べることが大変でした。リンクシェアとMediaForgeの技術が合体すれば、たとえば1つのインターフェイスから、どちらのチャネルで成果が得られたのか、一目瞭然で分かるようになるでしょう。製品やサービスによって、アフィリエイトかリターゲティングのどちらが効果的な手法なのかも異りますから、いろいろな側面で検討できることは大変重要です。もし成果がクロスした場合には、我々のサービスでは2重課金を行いません。

--- そうなると、今後のO2O対策も含めてオムニチャネルのようなトレンドに追従していくことになるのでしょうか?

飯田氏 オムニチャネルへの対応は必要不可欠なことだと考えています。我々はECサイトを中心にクライアントを擁しています。特にリアル店舗を持つようなお客様にもオムニチャネルに対応するサービスを提供できなければ、時代から取り残されてしまうという強い危機感があります。アフィリエイトネットワークの視点から、いかにオムニチャネルを捉まえていくか、我々自身で業界をリードしていきたいと思っています。

--- エンゲージメントに関しての質問です。従来の定義とは少し異なるように思いますが、リンクシェアではどのように定義しているのか確認させてください。

飯田氏 基本的にはユーザーがマウスオーバーしたことをエンゲージメントとしてカウントしています。ユーザーが何か興味を持ってエンゲージメントし、その後に本当にコンバートできたかどうかということが大きなポイントです。たとえクリックしても実際に購入につながらなければ意味がないので、そのときは課金されることはありません。

--- どうやってインタラクティブバナーをお客様に訴求していますか? 技術的なテクニックや工夫された点について教えてください。

Tony氏 大前提はそのチャネルがちゃんと見られているかどうかにあります。たとえば、ある記事を読んでいて、そこで視界に入った広告を興味を持ってマウスオーバーし、最終的に商品を購入してもらえるような誘発性のあるインタラクティブな広告が重要です。技術的には、スクロールすれば可能な限り登録された商品を見られます。しかしリターゲティングを利かしているので、以前に興味を示した、あるいはカートに入れて購入しなかった商品などを一番最初に表示させ、さらに見たい場合は他商品も出てくる仕組みです。

--- ほかにも技術的な特徴はありますか?

Tony氏 ダイナミックな同時連動性はポイントになるところです。たとえば猫の飼い主ならば「キャットフード」、犬の飼い主ならば「ドッグフード」というように、ユーザーのプロファイルによって広告を瞬時に入れ替えられる点です。我々のインタラクティブバナー広告の効果をスタティックな広告と比較すると、興味を引いてくれる人が200〜300%ぐらい増加します。

--- 最後に、今後の展開について教えてください。

Tony氏 我々の技術によって、これまでオーバーラップしていたチャネルを精査することができ、クライアントの皆様がそれぞれのチャネルで有効な投資をしていただけるようになります。それが我々のビジネスの成長にもつながっていくものと期待しています。

飯田氏 冒頭で申しましたように、コンシューマーパネルでより上位レイヤーにあがっていき、カバーリングを拡げて幅広いサービスを提供していきたいと思っています。まずはリンクシェアとMediaForgeの組み合わせによって実績をつくり、さらに他社と組むなどポートフォリオを拡げていくことで、お客様のニーズに新たに応えていけるようなオンラインマーケティング企業になっていきたいと思っています。
《井上猛雄》

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