【メゾン・エ・オブジェ2013冬】 今年注目のブース | RBB TODAY
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【メゾン・エ・オブジェ2013冬】 今年注目のブース

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フランスから招かれた勝目祥二氏の「Lactea Lamp」
  • フランスから招かれた勝目祥二氏の「Lactea Lamp」
  • スペインの陶磁器ブランド「リヤドロ」の展示
  • スペインの陶磁器ブランド「リヤドロ」の展示
  • フランスの木工雑貨家具ブランド「Y’a pas le feu au lac」の展示
  • フランスの木工雑貨家具ブランド「Y’a pas le feu au lac」の展示
  • フランスの木工雑貨家具ブランド「Y’a pas le feu au lac」の展示
  • 北欧デンマークのブランド「HAY」の展示
  • 北欧デンマークのブランド「HAY」の展示
パリで1月に開催された「メゾン・エ・オブジェ(Maison&Objet)」。世界中から最新のデザインプロダクトが集まるこの見本市で注目されたブースを紹介する。

■ リヤドロ(Lladró)
60周年を迎える今年は、去年に引き続きスペイン出身のアーティストでデザイナーの、ハイメ・アジョン(Jaime Hayon)とのコラボレーション作品が展示されていた。アジョンは日本でも九谷焼とコラボレーション作品を発表するなど活動の幅を広げていて、注目を集めている。今回は、去年の「The Guest」に続き、鳥にストライプ柄を施した新コレクション「Dazzle」シリーズが発表された。

■Y’a pas le feu au lac
「急ぐ必要はない」というブランド名の2011年にできたばかりのフランスの木工雑貨家具ブランド。家具職人のグレゴリー・ボデル(Grégory Bodel)とマリー・ボデル(Marie Bodel)夫妻と、デザインスタジオ「Fx Balléry」のデザイナー フランソワ・ザビエル・バレリー(François-Xavier Balléry)によって始まった。木のぬくもりに対する思い入れを大事にしながら、コンテンポラリーの木製雑貨・家具のフランス・ブランドとして確立することを目指している。様々なデザイナーとコラボレーションしながらも、各アイテムには一定の統一感がある。

■ヘイ(HAY)
2002年に50、60年代のデンマーク・デザインの魅力を取り戻すことをコンセプトにスタート。そのデザインは、デンマークの家具デザインの見本とも言われるほどで、北欧ブランドらしいミックス感覚が特徴で、木の格子を使った展示スペースも印象的。フランスやイタリアのデザインと一線を画すミニマルでナチュラルな雰囲気が日本人の感性にも親和性が高い。

■ピジャマ(Pijama)
イタリア・ミラノから出展。既に日本のデザインブティックでも人気が高いブランドだが、ネオプレン素材を使用したiPhone、iPadなどのガジェット用のケースをプロデュースしており、旧来品に加えて新サイズ、新カラーも合わせて展示。ブランド名の由来は、ガジェットにケースをかけるのは未使用の時、つまり眠っているときなので、そのカバーはいわばパジャマ(pajama)であるという意味合いから。

■カプラ(Kapla)
オランダ人トム・ブリューゲン(Tom van der Bruggen)によってフランスで80年代に発表された積木のブランド。80年代後半から90年代にかけて玩具の数々の賞を獲得している。とてもシンプルだが、そもそもの想像力を育む玩具としてももちろん、木の箱でできたパッケージのデザイン性が高く、インテリア雑貨としても魅力的。

■ラクテア ランプ(Lactea Lamp)
VIA(フランス創作家具振興会)が大きなスペースを使って、若手デザイナーの作品を展示。その中で若手有望デザイナーとして日本の勝目祥二氏が招かれ、ラクテア ランプ(Lactea Lamp)を展示した。「Lactea 」とはラテン語で「ミルキーウェイ=天の川」。有機LEDの技術をらせん形状をうまく用いてスタイリッシュなデザインにまとめられ、プロトタイプながら多くの来場者の注目を集めた。ヨーロッパからの日本のデザインに対する関心の高さを示した。

■ヴィヴァン(Viviant):特別展
インスピレーションを喚起する場として「Viviant(英語でLiving)」というテーマで、トレンドウォッチャーをキュレーターに特別展が開催された。今回は3つのセクションが設けられ、それぞれ「原初の食べ物(NOURRITURES PREMIÈRES)」、「開拓者(PIONEER)」、「ルネ-サイエンス(RENAISCIENCE)」というコンセプト。その中で目を引いたのは、「原初の食べ物(NOURRITURES PREMIÈRES)」。バイオ要素を素材、デザインの中に取り入れるのは、ロンドンでもよく目にする最近の一つのトレンドで、食べ物を素材とした食器や食品をテーマとしたアートを展示し、次世代のデザインの可能性を提示していた。

メゾン・エ・オブジェでは、対外貿易事業を支援するジェトロ主催のブースをはじめ日本からの出展者や来場者が多い。その一例として、京都に拠点を置く「スフェラ」と、そのアートディレクションを受けて共同展示していた「開化堂」、「公長齋小菅」、「Shuji」のブースが和の雰囲気を生かしながら、スタイリッシュなデザイン性をアピールしていた。

2014年3月にはシンガポールで「メゾン・エ・オブジェ・アジア」が計画されるなど、新たな展開にも期待されている。

【REPORT】リヤドロ、ピジャマ、カプラ、勝目祥二etc.今年注目のブースは? ―インテリアのパリコレ「メゾン・エ・オブジェ」vol.2

《Epha3》
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