「FASHION HEADLINE」では、先日東京コレクションでランウエイを発表したブランドに2013年春夏を振り返ってもらう意味も込めて、自己講評をお願いしました。4回目は「アトウ」の松本デザイナーです。回答者:アトウデザイナー松本与Q1.今季、クリエーションで新しく挑戦したことは?A:アトウの定番的なアイテムをベースとしながらも素材やカラーに重点を置いたシーズンです。例えばレディースライクな素材(アセテート、キュプラ、レーヨンなど)を多く採用し、ドレープラインを生かしたアウターやパンツのバリエーション。そしてメンズファッションの代表的なライダースブルゾンなども薄く艶やかな素材を用いることで、ドレスウエアのような印象にも仕上げています。Q2.コレクションで一番こだわった点は?A:着る人が自身の取り入れ方を想像し、その方のライフスタイルにフィットしていくように、服作りやスタイリング、ショーの構成を行っています。Q3.今季の一押しルック、アイテムは?A:コレクションの前半で紹介した、素材感やカラーのバリエーションのパート。Q4.バイヤー、プレスに人気のあったアイテムは?A:いずれも今シーズンはウエストにエラステックを用いたパンツのシリーズが好評です。コットン素材やウール素材などデザインのバリエーションとカラーを豊富に展開しています。ウール素材では、フロントにワンタックを施しシックに、コットン素材では、カラーを豊富に展開し、チノライクなパンツに仕上げました。Q5.今季のコレクション、採点すると何点?その理由は?無回答Q6.今後の展開を教えてください。A:2013年はアトウを設立して20年となります。アトウブランドにおけるコンセプトやアイデンティティーに磨きをかけた商品デザインや、コミュニケーション(ウェブ、ビジュアルツールなど)を組み合わせて、クリエーションとビジネスを両立させていきたいと思います。Q7.他によかったと思うブランド無回答